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『男しか行けない場所に女が行ってきました』
イチオシ本

「都合のいい女」をやめたい女性と、「男に都合のいい社会」に無自覚な男性におすすめしたい編集部ゲキオシの一冊です。

ポイント
  1. チェック アダルト誌に書けなかった事実
  2. チェック もう、やってられるか!男に都合のいい女
  3. チェック 男社会の欲望を斬る!

『男しか行けない場所に女が行ってきました』

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アダルト誌に書けなかった事実

タイトルのインパクトにひるまず、ぜひ、読んでいただきたい。『男しか行けない場所に女が行ってきました』は、一見エロな本に見えますが、違います。

 

著者は長年風俗の現場を取材し、アダルト雑誌にレポートを書いてきた女性ライター。しかし、雑誌には現場の“事実”を書くことはできなかったそうです。

 

なぜなら、読者が男性であるアダルト雑誌に登場する女性は「かわいくて若くて恥じらいがあって、だけどちょっぴりエッチなことに興味がある」というキャラでなければならないから。間違っても、風俗嬢が目に涙を浮かべながら「辞めたい」と言った、なんて話は書けないのです。

もう、やってられるか!男に都合のいい女

男性誌に登場するのは、男にとって都合のいい女だけ。風俗店に行くのも男だけ。どちらにも女性の目はありません。こうして性のファンタジーが男の描くシナリオでつくられ、できあがった現実社会に、著者はこんな疑問を投げかけます。

 

――(男たちが風俗店で)何をしているのか。女たちはあまり知らない。教えられることなく、「男がそういう場所に行くのは当たり前」「それを許すのが賢い女」と思い込まされる。本当にそうなのだろうか。――

男社会の欲望を斬る!

『男しか行けない場所に女が行ってきました』は、男社会の欲望にメスを入れるルポルタージュです。堅苦しい本ではありません。でも、エロ本でもありません。ぜひ目を通してみてください。

 

この本のコンセプトがわかる「はじめに」は無料で読めます。
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著者:田房永子(たぶさ・えいこ)プロフィール

武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業後、21歳で漫画家デビュー。25歳よりエロ本で漫画やイラスト、ライター業をはじめる。

 

26歳の時、エロ本の仕事をするなかで女としての葛藤を書いた文章が女性誌に掲載される。29歳の時、その葛藤をまとめた『むだにびっくり』シリーズを自費出版。30歳には活動を女性向け媒体に移す。

 

33歳、はじめての単行本『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を出版。その後『ママだって、人間』(河出書房新社)、『呪詛抜きダイエット』(大和書房)、『うちの母ってヘンですか?』(秋田書店)を刊行。

 

現在はノンフィクションの漫画やコラムを中心に多数連載中。1978年生まれ、東京都出身。

 

※プロフィールは本書出版時のものです。

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