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深刻な若者の恋愛離れ!その原因と社会に与える影響とは

深刻な若者の恋愛離れ!その原因と社会に与える影響とは

「若者のお酒離れ」「若者の車離れ」などといった具合に、現代では若者が多くのものに対して興味を失ってきています。その中でも、特に深刻さを感じさせるのが「若者の恋愛離れ」です。若い世代が恋をしなくなったというのが事実であれば、社会的にも多くの弊害が生じると考えられます。しかし、本当に現代の若者は恋愛に対して興味を失ってしまったのでしょうか。実態を探るとともに、その原因や社会的影響などについて考察をしていきます。

データから見た現代の若者の恋愛事情

国立社会保障・人口問題研究所が2015年に行った調査によると、18歳以上50歳未満の未婚者の中で交際相手がいないと答えた人は男性が69.8%、女性が59.1%でした。2010年に行った同調査では男性が61.4%、女性は49.5%なので、短期間に大きな伸びを示していることになります。ちなみに、バブル期にあたる1987年の調査では交際相手のいない男性は50%未満、女性は40%未満にとどまっています。一方、現在恋人がいると答えた人は2015年の時点で男性が19.7%、女性が27.3%でした。これも2010年の調査と比べると減少傾向にありますが、1987年との比較ではほぼ同水準にとどまっています。ここで断っておきたいのは、この調査における交際相手とは恋人とイコールではなく、付き合いのある異性の友人程度の意味です。したがって、このデータからは恋人のいる男女はバブル期と同程度だが、異性の友人すらいない男女はバブル期よりはるかに増えているという事実が浮かび上がってきます。また、18歳から34歳までの未婚者を対象に性経験の有無を調査した結果、2015年では男性の42.0%、女性の44.2%が性経験はないという回答でした。こちらも、男性31.5%、女性36.3%だった2005年に比べると未経験者は大幅に増えています。しかし、このこと自体は物事の本質ではありません。1987年のデータを見ると女性の未経験者は7割近くにのぼり、今よりずっと多かったからです。それよりも深刻なのは、生涯未婚率の増加です。内閣府の調査によると1950年の時点では生涯結婚しない人の割合はわずか1.5%にすぎませんでした。それが、2010年には男性20.1%、女性10.6%にまで増えています。これらのデータを総合してみると、大体数の人間は恋愛をして結婚に至るものだといったこれまで培われてきた価値観が次第に崩れつつある現実が見て取れます。

深刻な若者の恋愛離れ!その原因と社会に与える影響とは

なぜ若者は恋愛をしなくなったのか?可能性として考えられる5つの要因

若者が昔ほど恋愛をしなくなった原因としては、主に5つの可能性が考えられます。ひとつは経済的問題です。バブルの頃と比べると日本経済は大きく後退し、お金に余裕がない若者も多くいます。お金がなければ恋愛ができないというわけではありませんが、単なる知り合いから恋人へと関係を深めていくためにはどうしてもデートやプレゼントなどといったイベントを経る必要があります。現実問題として、お金を使わずに恋愛ができるのはよほど特殊なケースだけでしょう。それを考えると、恋愛はすべきでないという判断が働いてしまう人も少なくないというわけです。次に、ネットの存在も見逃せません。データを見てみると、交際相手のいない人の数はネットが普及し始めた2000年前半から急増しています。この事実から、ネットでのコミュニケーションに熱中するあまり、リアルな人間関係が苦手に感じる人が増えたのではないかという推測が成り立ちます。実際、ネットでの気楽な関係に慣れてしまうと現実世界で人間関係を構築していくのが億劫に感じるのは事実です。さらに、3つめの原因として、アニメやゲームなどの2次元文化の影響が考えられます。こうした世界に没頭するあまり、現実の恋愛に興味が薄れてきたという人もいるでしょう。2次元であれば、恋愛のめんどうなプロセスを経なくても楽しい部分だけを味わうことができます。それに、2次元のキャラクターに夢中になると理想が高くなり、それがリアルな恋愛を遠ざけている要因にもなっています。また、4つ目の原因として挙げられるのが、恋愛よりも趣味を選択する人が増えてきたという事実です。趣味自体も昔に比べて多様化してきたために、面倒な恋愛をするよりも自分に合った趣味に打ち込んだ方が楽しいというわけです。そして、5つ目の原因として、女性の経済的自立があります。昔は女性一人での自立は困難だったために、恋愛をして結婚せざるを得ない側面がありました。しかし、現在では男性に依存しない生き方も可能になったために、それが恋愛離れにつながっているのではないでしょうか。

恋愛離れよって危惧される社会問題

恋愛をするかしないかは個人の自由ですが、恋愛離れが若者全体に浸透した場合は深刻な事態が予想されます。多くの若者が恋愛や結婚にあこがれを持たなくなると、少子化がさらに進んで人口が激減してしまいます。そうなると、消費が落ち込み、経済がますます停滞してしまうでしょう。単身世帯が増えれば住宅市場は縮小しますし、みんながデートなどでお金を使わないようになれば多くの産業は停滞していきます。もちろん、恋愛に興味をなくした若者たちは趣味などにお金を使うでしょうが、それでも、自分の老後などを考えて貯蓄の割合が増えていくと考えられます。つまり、市場に回るお金が大幅に減少するのです。その結果、日本経済は目に見えて衰退し、一部の産業だけが発展するといういびつな形になっていくという予想が成り立ちます。若者の恋愛事情は、日本の将来をも左右しかねない重要事項なのです。

趣味やネットだけでは得られない!恋愛の素晴らしさを体験してみよう

さまざまな原因がある中で、特にネットや多様な趣味といった恋愛の代用品が増えたことが恋愛離れを加速させている感があります。要は、常にお金やストレスがかかる恋愛と、比較的低コストで気楽に楽しめるネットや趣味のどちらを選ぶかの問題です。確かに、恋愛は趣味に比べて喜びを得るのに多くのプロセスを経る必要があるかもしれません。しかし、その分、恋を成就した時の喜びは何物にも代えがたいものがあります。例えば、夜通し電話をしたり、休日にデートをしたりといったリアルな感覚は決してゲームなどでは味わえないものです。それに、恋をするとクリスマスやバレンタインデーなどといったイベントが待ち遠しくなり、些細な悩みなど吹き飛んでしまうくらいの多幸感をもたらしてくれます。そうなると、毎日の生活にも張りがでてきます。単なる気分転換にすぎないネットや趣味とはその点が大きく異なるのです。もちろん、恋は楽しいことばかりではありません。喧嘩をしたり、悲しい別れを味わったりすることもあるでしょう。しかし、それもまた人間的成長を促してくれるため、長い人生の中では大きなプラスとして作用するはずです。それらを考え合わせれば、恋を知らずして一生を過ごすのはあまりにももったいないことです。みなさんもぜひ、その素晴らしさを信じて、恋愛にチャレンジしてみることをおすすめします。

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