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よい言葉は心のサプリメント
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生き方・教養
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■思いがうまく伝わらないから、何かと誤解される

『よい言葉は心のサプリメント』
[著]斎藤茂太 [発行]二見書房


読了目安時間:13分
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嫉妬(しっと)をする人は、
わけがあるから疑うんじゃないんです、
疑い深いから疑うんです。
(シェークスピア/イギリスの劇作家)

 人間関係を破綻(はたん)に導き、そして相手に不快感を与えずにはおかない感情に「嫉妬」というものがある。嫉妬といえば、女性の専売特許のように思われているが、実際は、嫉妬心を強く燃やすのは男性のほうに多い。ただし、その嫉妬心の表わし方が、女性と男性では異なっているために、女性のほうが多く嫉妬するかのように思われるのだ。

 嫉妬の心の本態は、やはり自分自身に対する自信のなさである。たとえば、人のほうが自分よりも数段上にあり、本人もそれを認めているような場合は嫉妬心が起きにくい。どうせ努力してもかなわないとあきらめてしまうからだ。だが、一段くらいしか相手が有利ではないと思ったときには、嫉妬心が生じる。そうして、自分より優位にある者を、なんとかして乗り越えてやろうという気持ちが、嫉妬心になっていく。つまり、相手がとても身近にいて近しい関係であると、嫉妬心を燃やすことになる。

 いっぽうで、嫉妬心を燃やすのは、攻撃的な性格の人だといえる。ちょっとのことであきらめてしまうような人は、遥か遠くから指をくわえて見ているだけで、それは羨望(せんぼう)という感情になり、嫉妬ではない。

 嫉妬心は、いわば破壊願望なのだ。おおむね自分よりも優位に立つ者に対する攻撃精神となる。そしてその攻撃の仕方は、あらゆる方面に向かうのが常だ。その人の歩き方からはじまり、身につけている装飾品、()いている靴のセンスにいたるまで、相手をけなしてやまなくなる。
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