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よい言葉は心のサプリメント
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生き方・教養
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■誰だって「よく生き、よく死ぬ」ことを願っている

『よい言葉は心のサプリメント』
[著]斎藤茂太 [発行]二見書房


読了目安時間:14分
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時の過ぎるのが早いか遅いか、
それに気づくこともないような時期に、
人はとりわけて幸福なのである。
(ツルゲーネフ/ロシアの作家)

 私たちは日常何気なく行なっていることが、実はたいへん価値のあることに気がつくことがある。普通、健康なときは健康のありがたさには無頓着(むとんちゃく)なことが多い。健康であることが当たり前だと思っているのである。ところが、病気をしてみて初めて健康というものがどれほどありがたいものかよくわかる。

 立ったり、座ったり、歩いたりするのは、壮健な者なら何のことはない、できて当たり前であろう。しかし、歩けぬ人にとってはどんなに願ってもかなわぬ夢なのである。そうなってみると、歩けるということがどれほどの価値を持っているかわかるであろう。

 生きているというのも、私たちは当たり前のことだと思っている。当たり前だと思っているから、ついつい何ということもなしに漫然と生活する。差し迫ったことがなければ、ダラダラとテレビを見たり、お茶を飲んでおしゃべりして時を過ごしてしまう。

 しかし、その時は刻々と迫っているのである。そんなとき、私たちはいったいどのような顔をしているだろうか。

 長生きしている人がテレビで紹介されることがある。この人たちの話を聞くと、毎日毎日を自分なりに楽しく、規則正しく生きてきた積み重ねの結果だということが多い。そしてその根底にあるのは、いつでも「いつ死んでもいい」という気持ちのようだ。

 そのためにも、今日をよく生きることを心がけ、日々を充実させて過ごしているという。ある程度の年齢になると、目標を立てるよりも、覚悟を決めるほうが重要になるのではないかと思った。
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