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賢く生きる智恵
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1 賢く生きる

『賢く生きる智恵』
[著]バルタザール・グラシアン [訳]野田恭子 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:18分
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001
自分の一番良いところを知る


 自分の一番良いところを知っておこう。自分の中でも秀でた才能を見出し育てれば、ほかの足りない部分を補える。自分の資質さえ把握していれば、誰でもその分野で群を抜く存在になれるはずだ。自分がどんなすぐれた資質を持っているかを知り、それを使いこなそう。判断力なら、という人もいれば、勇気には自信があるという人もいるだろう。だが、ほとんどの人は持って生まれた能力を自分自身で踏みにじってしまう。それでは何ごとも成しとげることはできない。

002
良い人でいようとしすぎない


 良い人でいようとして、まったく怒らないのは良くないことである。感情がない人は人間らしくない。本人は、怒らないのではなくて、はなから怒れないのである。

 激情にかられてこそ人間性が見えるときもある。ただ立っているだけの案山子(かかし)ならすぐ鳥にばかにされる。賢い人は、厳しい面とやさしい面を兼ね備えているものだ。甘いだけのお菓子は子どもか愚か者向きのものである。人が良いからといって、そこまでまぬけになってはいけない。

003
だいじなことはよく考える


 何ごともよく考えよう。だいじなことならなおさらだ。

 愚か者はみな、よく考えずにものごとを進めてしまう。彼らはものごとを半分も見ない。損得も考えないし、ましてや熱心に取り組むこともない。それがいかに大切かを正しく判断できず、つまらぬことを重んじ、逆にだいじなことを軽んじる人もいる。常識がもともとないので、常識を失うこともない。

 問題によっては充分注意して見守り、その後もずっと心にとめておかなくてはならないのだ。賢者は何ごともよく考える。だが、それにも増して尊いことは、特別に難しい点を一番深く考え、最初に感じた以上のことがあるかもしれないと疑ってみることだ。疑いを抱く分、理解は深くなる。

004
悪知恵はほどほどに使う


 悪知恵を使うのはかまわないが、使いすぎてはいけない。使うことを楽しんではいけないし、ましてや自慢するなどもってのほかだ。とくに人をおとしいれるような謀略的な知恵は嫌われるので、隠したほうがいい。

 また、世の中にはごまかしがあふれているから、よくよく警戒しなければならないが、警戒している姿勢は見せないことだ。つねに警戒していると、かえって不信の目で見られてしまう。いらぬ反発を買い、思わぬ面倒にもつながりかねない。もちろん、警戒してことにあたれば、行動するうえで有利にはなるが、だからといって、あなたが賢いことが必ずしも証明されるわけではない。それよりも、やるべきことに慣れて充分にそれを会得するのが先決だ。

005
ツキを見きわめる


 何かをやろうとする前に、まず自分のツキを見きわめよう。

 ほとんどの人は、ツキよりも自分の性質で決めてしまう。だが、四〇歳にもなって、健康になりたいと医学書を読むのは愚かだし、智恵が欲しいと哲学書を読むのはもっと愚かである。運気を読み、あやつる術こそ身につけるべきだ。ものごとによっては、適切なときを待って運を使うだけでうまくいく。運には使いどきがあり、それが好機というものだからだ。

 運は規則正しく巡ってくるわけではないので、使いどきを計算することはできない。だが、運が向いていると思ったら、思い切って踏み出そう。
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