・「とか」の多用はみっともない
自分の会話が上品か下品か、一度くらいテープに録音して聞いてみるというのはどうだろう。それをもし、文字におこしたなら、上品・下品以前に、日本語になっていないことに気づくのではないだろうか。
「昨日コンビニとかいったら、また新しいお茶とか出てて、買おうとか思ったら値段とか高めで……」
じっさいの会話はこんな調子で、話が「とか」でつながれて延々とつづく。
この「とか」という言葉は、本来「電車とか飛行機とかいった乗り物」というように、近いものを並べて例にするときにつかう助詞だ。
すなわち、「コンビニとか」といったら、『スーパーとかデパート』と似たものが並列されていなければならないはず。