・おじぎをするなら正しい姿勢で
「おはようございます」の挨拶から、すれちがう相手にたいしての会釈まで、人に頭を下げる機会というのはけっこう多いが、無意識に頭を下げていると、おじぎの仕方にその人物の品が出るので、できるだけ正しいおじぎをしたいもの。
まず会釈だが、たとえ歩いているときでもかならず立ち止まって頭を下げるのが上品。両手は体の前で軽くそろえ、背すじを伸ばしたまま一五度くらい前傾するときれいなポーズになる。
ふつうのおじぎなら、会釈より深い三〇度の前傾姿勢で、それより丁寧なおじぎになると敬礼とよばれ、四五度くらいまで深く頭を下げる。