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国名から世界の歴史がわかる本
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歴史
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イギリス この国の呼び名は、聞き違いから始まったってホント?!

『国名から世界の歴史がわかる本』
[編]博学こだわり倶楽部 [発行] 河出書房新社


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「イギリス」という国名は、日本でしか通用しない和製英語。イギリスの公式名は、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という長い名前だ。「UK」と略されるのは、「United Kingdom(連合王国)」の頭文字を取ったものである。

 日本で「イギリス」と呼ばれるようになったのは、ポルトガル語かオランダ語の聞き違いが原因とみられる。イギリスは、ポルトガル語で「イングレース」、オランダ語では「エンゲルス」という。そのいずれかを「イギリス」と聞き違え、それが定着してきたのである。
「イングレース」や「エンゲルス」は、イギリスの一王国のイングランドに由来する。イングランドは、ゲルマン系の「アングル族の土地」という意味。この言葉は釣り針の形を指し、もとは彼らの故郷・ユトランド半島(いまのデンマークの一部)の付け根にあった地名だった。このアングル族の土地「イングランド」が、ポルトガル語化、あるいはオランダ語化して、日本に伝わったのだ。

 では、「公式名」の「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という名前はどこからきたのか?

 まず「グレートブリテン」はイギリス本島の正式名、「北アイルランド」はアイルランド島北西部のイギリス領を指す。この二つの地域を合わせた連合王国であることを表している。
「グレートブリテン(大ブリテン)」と大げさな名になっているのは、「小ブリテン」と呼ばれた地方と区別するためである。「ブリテン」というのは、「ブリトン人」が住んでいた地域のことを指した。

 かつて、ブリトン人はフランス北部のブルターニュ半島にもいたし、イギリス本島にもいた。島と半島を区別するため、大きな島であるイギリス本島に「グレート」をつけたのである。一方、ブルターニュ半島が、小ブリテンだ。そちらは現在、フランスのブルターニュ州となっている。

 話をイギリスに戻すと、グレートブリテン島内にも、イングランド、ウェールズ、スコットランドと三つの地域がある。この三つは、かつてはそれぞれ独立王国だったが、統合し、連合王国を形成したのである。

 また、気をつけたいのは「イングリッシュ」という言葉である。
「イングリッシュ」は英語を意味しても、正確にはイギリス人全体を意味しない。「イングリッシュ」はイングランドの住民のみを表し、スコットランド人やウェールズ人に使うと、怒りを買うこともある。イギリス国民全体を指したければ、「ブリティッシュ(British)」を使いたい。

 

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