読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1003640
0
人間交際術
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『人間交際術』
[著]アドルフ・F・V・クニッゲ [翻訳]服部千佳子 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:2分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



 はじめに


『人間交際術』(Uber den Umgang mit Menschen 〈On Human Relations〉[編注=UberのUにウムラウト])の初版は一七八八年に出版され、大ベストセラーになりました。十八世紀後半は「啓蒙主義」が台頭し、カントやゲーテ、ルソーなどが活躍していた時代です。

 十八世紀のドイツでは、他のヨーロッパ諸国と同じく読書が市民の生活に浸透し、新しい文化が花開いていきました。それまで読書と縁のなかった市民が書物を手に取るようになっていったのです。


 Adolph Freiherr von Kniggeという名前の通り、クニッゲは「男爵(Freiherr)」で宮廷人でした。一七五二年に貴族の父の家に生まれ、十九歳でカッセルにあるヘッセン方伯の宮廷に奉職しました。ここで君主フリードリヒからの信頼を得て、事業経営や農業協会の設立など若くして活躍したのです。しかし、よからぬ噂を流されるなどの陰謀を受け、ハーナウの宮廷へ移り、一七八〇年には宮廷から身を引きました。


 その後、クニッゲは作家として名を馳せます。『わが生涯のロマン』(一七八一―一七八三)、『魔の城』(一七九〇)、『ブラウンシュヴァイクへの旅』(一七九二)などの著作は売れに売れた、当時のドイツの流行作家の一人だったのです。


 なかでも『人間交際術』は、ドイツでは現在でも人づきあいのバイブルとして読まれているほど大きな影響力を持っています。〈人づきあい〉といえばクニッゲ、というほど歴史に大きな足跡を残しているのです。


 クニッゲは『人間交際術』で「あらゆる人間同士の交際について」書いています。宮廷に限った話ではなく、どんな人でも使える法則を導き出しました。宮廷や国家ではなく、市民社会に向けてクニッゲはこの本を書いたのです。つまりは、誰でも使える人づきあいの本として刊行されました。

『人間交際術』の原書では、現代人は使わないであろう宮廷での交際術も多分に含んでいました。というのも、これが「あらゆる人間同士の交際についての規則」だからです。本書では現在、不要であると思われるこれらの箇所を削ぎ落とし、現代における「あらゆる人間同士の交際についての規則」として編纂しました。


 ヨーロッパで百年以上、読み継がれてきた本書が、あなたの人づきあいを楽しく愉快で負担のないものにすることでしょう。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:992文字
      この記事を収録している本
      レビューを書くレビューを書く

      今レビューすると30ポイントプレゼント! 今レビューすると15ポイントプレゼント! 犬耳書店で初めてのレビューはさらに30ポイント! ポイント詳細はこちら

      この本の目次