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第3章 一歩抜きん出る人づきあいの秘訣

『人間交際術』
[著]アドルフ・F・V・クニッゲ [翻訳]服部千佳子 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:14分
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なじみのない雰囲気に自分を合わせる才を持つ




 人と気軽につきあえる、初対面の人によい印象を与え、初めて会った人とでも臆することなく会話ができる、相手がどんな人物で、どんな話題を出せばいいか一目で判断できるという才能は、努力してもなかなか身につくものではありません。しかしながら、こうした資質が、山師によく見られるような、厚かましさやしつこさに堕することがないよう願いたいものです。山師は、会ってから一時間もたたないうちに、そこに集ったメンバー全員の身のうえ話をたくみに聞き出し、自分でも聞かれたらいつでも武勇伝を披露します。知り合ったばかりの人に、厚かましくも親交や尽力を頼みこんだり、自分のほうから奉仕や加勢を申し出たりするのです。要するに、会話上手になるポイントとは、なじみのない雰囲気に自分を合わせられること、その場にいる人たちに歓迎されない、あるいは理解されない話題を持ち出さないことです。

――――――――

過大な自尊心は捨てる




 社交の場へ出かけていくときは、過大な自尊心は持ってはいけません。その場にいる全員の尊敬が自分に集まるだろう、一人目立って注目されるだろう、すべての人の視線が自分に向けられるだろう、全員が自分の話に耳を傾けるだろうなどと、期待しないほうが賢明です。この忠告をおろそかにすると、メンバーからは軽視され、(みじ)めな役回りを演じて、自分も他人も不愉快な思いをし、その結果、人が集まる場所を避けるようになり、人からも遠ざけられるようになってしまいます。

――――――――

中心にいようとせず、期待を少なくする




 自分が目上の立場に立つときは、いつも話の輪の中心にいなければ気がすまないというタイプの人を、私は大勢知っています。また、メンバーのなかに自分と肩を並べる人がいるのは我慢できないという人も非常に多いです。社交の場で、会話の中心にいるだけでなく、頼みごとや期待を寄せられるのも自分しかいないというとき、このタイプの人は優秀かつ高潔で慈悲深く、しかも機知に富んだ振る舞いをします。しかし、自分がその他大勢の一人だとわかるやいなや、狭量で卑小で執念深く、軟弱な人間になりはてます。そして、自分が采配を振らなかった建物はすべて、それどころか自分が建てた物でも、他人がちょっとした装飾を加えただけで壊そうとします。これは非社交的で、不幸な性質です。この世界で自分も幸福に生き、人も幸福にしたいと願うなら、できるだけ期待や要求を少なくすることです。
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