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奉仕するリーダーシップ 小川淳司監督はヤクルトに何をしたのか
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まえがき

『奉仕するリーダーシップ 小川淳司監督はヤクルトに何をしたのか』
[著]児玉光雄 [発行]二見書房


読了目安時間:3分
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 この本との出会いがあなたの運命を変えるかもしれない。この本のテーマは「奉仕するリーダーシップ」である。

 小川淳司監督率いる2011年の東京ヤクルトスワローズの躍進ぶりは目を見張るものがあった。後半はやや息切れしたものの、夏場は首位を独走。結局705915分、勝率5割4分3厘の2位でシーズンを終えた。


 2011年のヤクルトほど、選手がこれほど生き生きとプレーしたチームを探し出すのは、難しい。時代は20世紀に幅を利かせたトップダウン方式のチームから、フラット方式のチームに確実に移行している。

 また、2011年を振り返ってみて、東日本大震災はとても辛い出来事であった。しかし、良くないことだけではなかったように私は思う。この大震災を機に、日本人の絆が一気に強まった。

 絆ということなら、小川ヤクルトも選手やコーチ陣相互の絆をことさら大切にする。それは、チームというよりもファミリーに近い。チームは、単なる仕事だけのつながりでも成り立つ。

 しかし、それでは勝者の仲間入りすることはできない。小川ヤクルトが目指すファミリーを支えているのは団結心であり、お互いの信頼関係である。

 こんなリーダーが、これまでの日本のプロ野球界にいただろうか。

 ただの仕事の契約だけでつながっているだけのチームは脆い。いくら凄い選手を集めても仕事だけでつながっているチームは勝てない。

 これからの時代のキーワードはフォロワーシップである。リーダーがメンバーを支えてやる。あるいは、メンバーがリーダーを慕う。それだけでなく、チームに所属するメンバー全員がお互いにフォローし合う。それこそ、フォロワーシップの神髄である。

 くり返すが、お互いが強い絆で結ばれているだけで勝負に勝てるほど、世の中は甘くない。もっと言えば、いくら選手が仲良くても、勝たなければ話にならない。勝つために自分はどんな役割を引き受けて、どのような成果を上げればよいか。そういうことを考えさせるのがリーダーの仕事である。

 実は、小川は、選手をその気にさせる達人である。

 一方で、彼は個の力を目一杯発揮させるシステムを構築する。彼は、個性を目一杯発揮させながら、チームの結束力の大切さを繰り返し説く。

 自分を個性を埋没させるのではなく、自分らしさを目一杯発揮することにより団結心が生まれることもあることを小川は私たちにわかりやすく教えてくれる。

 メンバーがリーダーを慕う要素は、年齢の違いでも役職の違いでもない。自発的に「このリーダーについていけば間違いない」という確信をメンバーに持たすことができれば、黙っていてもメンバーはついてくる。

「リーダーであるあなたと一緒に働きたい」


 そうメンバーが自発的に思えるようになって、初めて一流のリーダーなのである。

児玉光雄 

 2011年11
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