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あの人ばかりいい女と言われるのは、なぜだろう?
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笑顔がきれいな女と心から笑わない女

『あの人ばかりいい女と言われるのは、なぜだろう?』
[編]ヒューマン・ライフ研究会 [発行] 河出書房新社


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 男が考える「いい女」とは、どんな女なのか? この章では、まずは「品性」にポイントをおいて、その条件を探ってみることにする。

 さて「品性」とは、ひと言でいえば「人間としての質」といっていい。いわゆる“モテ系”の容姿ではあっても、人間としての質が低劣(ていれつ)なら、われわれはその女性を「いい女」とは認めない。で、議論百出の結果、品性という点で出てきた「いい女」の第一条件が、この「笑顔がきれいな女」なのである。

 なんのヒネリもないこの条件に、「なにそれ……」とがっかりした読者もいるはずである。いや、「いい女って、小悪魔的な魅力をたたえているもので、そういう女には笑顔よりむしろアンニュイな気だるさこそ似つかわしい」と思った人もいるかもしれない。

 しかし、そうした考えは、それこそヒネリすぎというものである。どんな男も、「笑顔がきれいな女」をみれば、うれしくなる。写真にとるときのような、目に気取りや媚びをふくんだ笑顔には、男は、心を動かされない。どんなにかしこまっていても、笑うときは、心の底からパッと笑ってほしい。そんな女の屈託のない笑顔に、男は、心を洗われるような、いい風に吹かれたような心地になる。なんとなく幸せな気持ちにさせられる、といってもいい。

 いい女の笑顔の条件をもうすこし具体的に考えてみると、心の底からの笑顔というのは、じつは、口ではなく目で表現されるものだろう。だから、魅力的な笑顔をつくるには、口よりも目に重点をおくべきである。「心の底からの笑顔をつくる」というと、矛盾しているようだが、そんなことはない。自然な仕草や表情は、むしろ意識してこそつくられるのだ(よけいな意識を追っぱらう意識が必要だということ)。ともかく、笑いが浮かびかけたら、目の表情などを気づかっていないで、笑いの波にまかせて目をきゅっと細めてしまいなさい。その笑顔が男にあたえる幸福感においては、美人も不美人も平等なのだから。

 そこで参考になるのは、芸能人の笑顔ではなく、スポーツウーマンの笑顔だ。

 スポーツウーマンが試合に勝ったときに浮かべる笑顔は、目が思いっきり笑っている。テニスのシャラポワは、たしかにスポーツ選手としては屈指(くっし)の美形だが、ハリウッド女優やスーパーモデルほど美しいわけではない。それでも、世の男どもがシャラポワ、シャラポワと騒ぐのは、なによりも天然自然の笑顔のせいなのだと思う。プロゴルファーの宮里藍(みやざとあい)ちゃんだって、けっして美人ではないけれど、あの巧まざる笑顔によって二倍増、三倍増の魅力を放っているではないか。

 女が、そうそう男に隙をみせるわけにはいかないというのは事実だろうが、美人もプチ美人も並の女も、一〇〇%ガードを固めてしまっては、男の取りつく島がない。男は、女がみせる、ふとした隙、ふとした無防備さに、瞬間的に性的魅力を感じる。たくらみのない笑顔には、じつは、男に性的反応を起こさせる効果さえあるのだ。

 ただし、笑顔の前に、ひとつだけ注文がある。どんなにきれいな笑顔でも、歯茎(はぐき)が紫だったり歯が茶色だったりすれば、男の心はいっぺんに冷える。また、ガタガタの並びの悪い歯がニッとむき出しになっても、グッとくるのとは正反対にゾッと怖気(おぞけ)が走る。つまり、歯の手入れだけは怠ってほしくはない。

 髪や肌の手入れは入念でも、歯の手入れがお留守になっている女は、キャリア系のヘビースモーカーなんかによくいる。天海祐希(あまみゆうき)みたいな「カッコいい女」を気取っているキャリアウーマンが、ヤニが染み込んだ歯をみせて笑うと、男は「あーあ」と心のなかで深くタメ息をつく。

 (月に一度の歯石、歯垢(しこう)取りくらい、なんでもないだろうに。どうして、ファッションやメイクに凝る前に、そこに気がつかないのかねえ……)

 男という生き物は、自分の不精を棚に上げて、「不精な女」を嫌悪する傾向がある。歯の汚れを平気でほうっておくような不精な女は、自分の部屋にもホコリやカビをはびこらせているにちがいない――。そこまで想像を発展させて、見かけだけつくろった自堕落(じだらく)な女という烙印を勝手に押したりする。

 いささか古いけれど、以前「芸能人は歯が命」というCMコピーがあったが、「笑顔がきれいな女」もまた「歯が命」であることはお忘れなく。

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