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東京で江戸の時代を見つける方法
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歴史
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今も日本人の心を打つ「忠臣蔵」発端の地 松の大廊下跡

『東京で江戸の時代を見つける方法』
[編]歴史の謎を探る会 [発行] 河出書房新社


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千代田区/東京メトロ丸ノ内線ほか 大手町駅徒歩15分

 元禄一五年(一七〇二)一二月一四日深夜、大石内蔵助良雄(くらのすけよしお)以下、四七名の旧赤穂藩の家臣が、高家(こうけ)(江戸幕府の儀式典礼(てんれい)を司る職)筆頭・吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなか)の屋敷に討ち入り、上野介の首をあげた。『忠臣蔵』でおなじみの「赤穂事件」である。

 事件の発端は、ご存じのとおり、その前年に起こった「松の大廊下事件」。勅使(ちょくし)(天皇の派遣する使者)の接待として上京していた、播州(ばんしゅう)(兵庫県)赤穂藩主・浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)が、殿中(でんちゅう)で「このほどの怨み、覚えたか!」と吉良上野介を切りつけたこの事件、上野介は一命をとりとめたが、内匠頭は、即日切腹を命じられ、所領(しょりょう)も没収されてしまう。

 その刃傷沙汰(にんじょうざた)の舞台となったのが、ほかでもない、ここで紹介する「松の廊下」である。

 もっとも、その歴史的舞台は、いまは影も形もない。残っているのは「松之大廊下跡」と刻まれた石碑のみ。しかも、その石碑は、後で紹介する江戸城天守閣跡から坂下門へ向かう途中の木立が茂る場所に、忘れ去られたように建っていて、注意して探さなければ見逃してしまう。まあ、歴史の移り変わりに思いをはせるには、それくらいのギャップがあるほうが、かえっていいのかもしれない。

 かつて、その石碑の周辺は、表、中奥、大奥の建物がずらり立ち並ぶ場所だった。

 そのうち、本丸の表玄関と、将軍との対面の場所・白書院(しろしょいん)をつなぐ畳敷きの廊下が「松の廊下」。幅は、広いところで二間半(約四・五メートル)、狭いところでも二間(約三・六メートル)あったといい、長さは、五〇メートル以上もあった。そして、廊下の杉戸には、松の絵が描かれていたという。

 だがそれも、今は昔。江戸城を揺るがした一大事件も、いまとなっては、木の葉にうずもれる、小ぢんまりした石碑からうかがえるのみである。

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