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世にも不気味な日本史 闇にうごめいた謎の人物篇
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歴史
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一介の修行僧から大僧正へ、異例の出世街道をのぼりつめる ●文観(もんかん)(1278〜1357)

『世にも不気味な日本史 闇にうごめいた謎の人物篇』
[編]歴史の謎を探る会 [発行] 河出書房新社


読了目安時間:3分
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 九世紀初頭、空海(くうかい)最澄(さいちょう)が日本に密教を持ち込んで以来、密教は政権と深く結びつき、多くの天皇の帰依(きえ)を得ることになった。なかでも後醍醐天皇の傾倒ぶりは特別で、天皇自らが宮中で護摩(ごま)()き、密教の修法(しゅほう)を営んだといわれる。その後醍醐天皇が召し抱えたのが、怪僧文観である。

 文観は、弘安(こうあん)元年(一二七八)、播磨(はりま)国に生まれる。早くから仏門に入り、正和(しょうわ)五年(一三一六)、醍醐寺の道順から法を(さず)かり、真言密教の僧となる。
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