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他人[ひと]を意のままにあやつる方法
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1 初対面の人に、好意を抱かせて説得する方法

『他人[ひと]を意のままにあやつる方法』
[編]ライフ・エキスパート [発行] 河出書房新社


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“他人の自慢話”というのは、聞いていてあまり楽しいものではない。

 この手の話というのは、たいてい成功談である。いくら他人の成功から学ぶことが大事だとは思っても、他人の成功談をダラダラと聞かされるのは愉快(ゆかい)ではない。

 では、反対に他人の“失敗談”はどうか。

 失敗談になると、とたんに(ひざ)を乗りだすという人も多いはずだが、失敗談は相手によく聞いてもらえるだけではない。失敗談を聞かされた人は、じつは説得されやすくもなっているのだ。

 もちろん、会社に多大な損害を与えたとか、交通事故を起こして人にケガをさせたなどの重大な失敗となると話は別だが、一般に人は、“ささいな失敗談”を聞かされたり、あるいはみせられたりすると、その失敗をしでかした人物に好感をもつことが多い。さらに、「この人もそんな失敗をするのか」という安心感を与えることもできる。つまり、こうして好意の“下地”をつくっておくと、相手を説得しやすくなるというわけである。

 失敗がいかに相手の好意を引きだすかについては、つぎのような実験でも明らかになっている。

 この実験では学生を集めて、二つのグループに分ける。実験者はグループ別に学生をコーヒーハウスに連れていき、一人の女性に会わせる。この女性はいわゆる“サクラ”で、やってきた学生たちと談笑する。

 このとき、一つのグループでは、この女性が学生と談笑中、わざとコーヒーをひっくり返すという“失敗”をしでかす。もういっぽうのグループを相手にしたときには、こんな粗相(そそう)はしない。こうして談笑をしたあと、学生たちがこの女性にどれだけ好意をもったかを調べるというわけである。

 結果は、すでにおわかりのように、その女性により多くの好意を抱いたのは、女性がコーヒーをひっくり返したグループのほうだった。失敗は相手から好意を引きだすのに、けっこうな威力を発揮するのである。

 そういえば、ミスター・プロ野球といわれるジャイアンツの長嶋茂雄監督が愛されつづけるのも、彼にはちょっとしたドジや失言(迷言?)が多いからだろう。偉大なスーパースターなのに、あんな“迷言”をいうのかと(あき)れるとき、同時に人は彼に好意を抱いてしまう。

 ビジネスなどの商談でも、相手があなたに警戒心を抱いていたり、緊張していたりするときは、うまく“失敗談”を()りまぜてみるといい。こうして相手の警戒心を解きほぐせば、相手はいっぺんであなたに好意をもつことにもなる。

 こうなってしまえば、その後の説得が成功する確率がグーンと高まることはいうまでもない。

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