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あなただって金持ちになれる!
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雑学
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◇「客を待たせるのもサービス」という逆発想で日本一の富豪に[日本漢方研究所創業者・斎藤 一人]

『あなただって金持ちになれる!』
[編]マネー耳より情報局 [発行] 河出書房新社


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 銀座日本漢方研究所(銀座まるかん)の斎藤一人(さいとうひとり)さんは、この10年、全国高額納税者番付(総合)の上位に毎年ランクインする、(きわ)めつきの大金持ちである。「スリムドカン」などの、健康美容商品などでおなじみである。

 この不況下に、斎藤さんは、長年にわたり、なぜ儲けられるのか、なぜ成功しつづけているのか。

 よく、人から「どんなことをやって、成功したのか」と聞かれるそうだが、残念ながらその答えはないという。

 たとえば、「たまごっち」が流行(はや)ったからといって、それをまねしても売れないし、松下幸之助のソケットをまねても売れない。成功者になるどころか、「何をいまさら」と笑われるだけというわけである。まねてもいい点数がもらえるのは、カンニングだけだ、とも斎藤さんはいう。

 しかし、斎藤さんの発言を注意深く聞くと、ヒントはある。彼の商売成功のカギは、ひと言でいえば「非常識の発想」である。

 ふつうわれわれは、お客を待たせてはいけないと考える。これは、客商売に限ったことではない。ふつうの人間関係でも、時間を守り、相手を待たせないのは当然のことだ。まして客商売なら、客を待たせることはタブーと考えるのが常識だ。

 ところが斎藤さんは、「お客さまを待たせることもサービスなのです」という。

 人の家を訪問するとき、煎餅(せんべい)2枚もっていっても、いまどき誰も喜ばない。「なんだ」と思われるのが関の山だ。ところが、2年も待たないと手に入らない煎餅だとわかれば話は違ってくる。たった2枚の煎餅も、ありがたがって食べてくれるものだ。つまり、煎餅はたった2枚だが、食べた人に「豊かさ」を与えたのである。

 斎藤さんは饅頭(まんじゅう)が嫌いである。だが、2年待って手に入れた饅頭なら、「(おれ)にも食わせてくれ」といって食べたくなるという。「ふうむ、これが2年待った饅頭か」というわけである。いわば、「豊かさ」の付加価値がついたのである。

 こういう話をすると、目端(めはし)のきく人は、品切れ状態をつくるようにすると人はありがたがるのだな、と考え、商売に応用しようとする。

 しかしそれは間違いである。斎藤さんの会社の商品は、売り切れのときが多い。これはわざと、「じらせて売る」商品をつくっているわけではない。斎藤さんの会社の商品は、高品質の漢方薬を使っている。

 いい漢方薬は、その成分は自然の中でとれるものなので、商品に限りがある。だからどうしても、お客を待たせることになる。この薬の成分を、お客にわからないように品質を下げたものを使えば、すぐに何十億円(もう)かることはわかっているが、斎藤さんは決してそういうことはしない。それではお客に、「豊かさ」を与えられないとわかっているからだ。

 この逆の例として、斎藤さんは自宅近くのケーキ店をあげる。その店のチーズケーキはおいしいのでいつも行列ができる。そこで経営者はこう考えた。お客さまを待たせるのはよくないから、設備投資をしてたくさんチーズケーキをつくろう。

 ところが、そうしたところ、パッタリと客足が途絶(とだ)えたのである。つまり、お客に「豊かさ」を与えられなくなったのである。

 お客に「待たなくては買えない商品」を提供するということは、戦略ではない。いいものをお客に提供したいという、(あきな)いをする人の思いそのものなのである。その熱い思いの積み重ねが、巨万の富につながったのだ。

 待ってでも欲しくなる商品は、並たいていのことでは生み出せない。ちょっと見ると何気なく売られている商品にも、大変な努力が(かく)されていることを想像してもいいだろう。
【お金持ちになる人の共通点】客商売では、「お客さまを待たせてはいけない」といわれる。だが、品切れ状態になるくらい待たせるところに、価値が生まれ、商売は成功する。商品を売って稼ぐには、常識にとらわれない“非常識の発想”が大切だ。

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