監督……ディック・リチャーズ
脚本……デーヴィッド・Z・グッドマン
原作……レイモンド・チャンドラー
音楽……デーヴィッド・シャイア
出演……ロバート・ミッチャム
シャーロット・ランプリング
ジョン・アイアランド
シルヴィア・マイルズ
主人公フィリップ・マーロウが見ものの
ハードボイルド推理小説映画化作品
もうかれこれ二十年以上むかしのことになる。双葉十三郎君が、読んでみなさい、きっと気に入りますよ、といって、レイモンド・チャンドラーの「さらば、愛しき女よ」のペイパーバックを貸してくれた。これがきっかけになって、チャンドラーがぼくのひいき作家になり、翻訳をいくつか手がけるまでになったわけだが、「さらば、愛しき女よ」を一気に読み終えたときのことはいまでも忘れていない。
レイモンド・チャンドラーがアメリカのハードボイルド推理小説の代表的作家の一人であることはごぞんじだろう。