監督……ジョージ・シドニー
脚本……ドロシー・キングスレイ
撮影……チャールズ・ロシャー・シニア
出演……キャスリン・グレイスン
ハワード・キール
アン・ミラー
トミー・ロール
1948年にブロードウェイで開幕した『キス・ミー・ケイト』は、コール・ポーターの音楽が全編を彩るミュージカルで、1953年にジョージ・シドニー監督で映画化された。演出家兼俳優のフレッドが彼の作品であるシェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』のミュージカル版で別れた妻リリーと共演、ミュージカル『じゃじゃ馬ならし』の舞台と、フレッドとリリー、二人に絡む人間たちの舞台裏の姿を描いて展開していく二重構造の作品だ。