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永遠のファッション・アイコン オードリーに学ぶおしゃれ練習帳
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第4章 太らなかったのか? 太れなかったのか?

『永遠のファッション・アイコン オードリーに学ぶおしゃれ練習帳』
[著]清藤秀人 [発行]近代映画社


読了目安時間:8分
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 オードリー・ヘプバーンといえば昔も今もスリムの代名詞である。かつて、一九五〇年代に、自分のふくよかな体型に強いコンプレックスを感じていた伝説のプリマ、マリア・カラスが、オードリーを目標に決死のダイエットに挑戦し、別人のように細くなって舞台に復帰したというのは有名な話だ。カラスは食欲を抑制するために体内にサナダ虫を飼育し、一〇五キロあった体重を五五キロまで絞ったらしいが、それは噂話の域を出ていない。女性の痩せたい、細くなりたいという願望は、常識では計り知れない逸話や憶測、そして、ドラマを生むものである。では、オードリーはなぜ、あのスリムボディを生涯維持できたのか? 実は彼女、本来は大食漢で少女時代は肥満児であった。

 ブリュッセル郊外の生家で少女時代を過ごしたオードリーには、あまり自分に構ってくれない両親が、子供そっちのけで罵り合うのを聞きたくないがために、家のあちこちに置いてあったというチョコレートを貪り食う癖が付いてしまっていた。孤独と不安をチョコの甘さで打ち消していたのだ。従って、五歳になる前にオードリーは丸まると肥えた肥満児だったのである。しかし、その体型は成長と共に徐々に姿を消し、アルンヘム音楽学校に入学してバレエを始める頃には、その後のオードリー体型の礎になるすらりとした長身に変身していた。

 オードリーの身長一六七センチに対して体重五〇キロ弱という抜群のプロポーションが、一九〇センチの長身を誇っていた父親、ジョゼフから受け継いだ遺伝子らしいことは、もはや疑う余地のない事実だと思うが、苦労せずにその体型を維持出来たかどうかについては、議論の余地がある。
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