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(2021/11/26 追記)

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ワンランク上のビジネスマンを目指す「稼ぐ」仕事術
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ビジネス
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2章 「ただの仕事」では成長しない!〜分析・実務に浸かる危険性〜

『ワンランク上のビジネスマンを目指す「稼ぐ」仕事術』
[著]オーウラコーイチ [発行]得トク文庫


読了目安時間:22分
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・どんな仕事がワンランク上の社員をつくるのか



 さて、1章では、ビジネスの汎用的なスキルでは差別化できないという点、そして、40代では決定的に人材の質が分かれてしまう点について書きました。20代では、がむしゃらに仕事に取り組んでいても学習効果は得られるため、どうやら決め手になるのは30代の過ごし方ということになるでしょう。



 では、30代に特別な仕事をすれば、特別な人になれるのでしょうか? 僕はその点については懐疑的です。まず、様々な企業を見てきて考えたことですが、必ずしも一般的に高度とされるような仕事をしているからといって、ビジネスマンとして大きな成長が得られるわけではない、ということです。一般的なイメージというのは、しょせん無責任なイメージで、たとえば経営コンサルタントや証券ディーラーと言えばカッコいいですが、では彼らの仕事が知的かつ高度なのかというと、実態はかなり異なる場合があります。



 まず、経営コンサルタントが中期経営計画を作る、というと、中身を知らない人はカッコいいと思うかもしれませんが、中期経営計画、人事制度・・・といった成果物にはある程度のパッケージがある場合が多く、最終的な落とし込みの形がほとんど固まった上で、仕事の労力のほとんどがどのようにそれを修飾していくかということに注がれている場合もあります。はじめて取り組む人や数回取り組む程度の人にとっては、新鮮なテーマであっても、恒常的に取り組んでいるコンサルタントにとっては「複雑ではあるが、ルーティン作業」である可能性は非常に高いと思います。



 また、中小企業と大企業では、平均的に見た場合、大企業の方が優秀な人材が多いということは言えると思いますが、では、大企業の人材が優秀なのかというと、そうでもないというのが僕の感想です。大企業には大企業のメリットが確実にありますが、だからといって、その環境の中で自然に人が育っていくわけでもないようです。



 ルーティンワークの問題点は、実は専門職の問題でもあります。専門書を読み込み、その内容を実践しているからといって、仕事をしている人の頭の中で高度な問題解決や思考が行われているわけではないかもしれないということに着目するべきでしょう。1章でも軽く触れましたが、専門職や専門書に掲載されているような「手法」は、非常に生産的な側面を持っていますが、決して創造的ではないということを再確認することになるでしょう。



 2章では、こうした個々の話題を取り上げながら、いわゆる専門職の人が必ずしもビジネスマンとして成長に結びつくような仕事をしているわけではないことを指摘していきます。ここから、逆に、どんな仕事であっても、創造的な取り組み方をすることができるという見方もできることを示すことにもなるでしょう。それは三章以降の話題になります。



・サラリーマンの大敵! 1~ルーティンワークに潜む罠~



 組織のルーティンというのは、経営学においても比較的ホットなトピックです。なぜかというと、ある会社があったとして、そこで行われている仕事はほとんどルーティンワークだからです。大なり小なり、企業の仕事はルーティンワークです。つまり、同じようなことを繰り返す、ということが会社組織には運命的に組み込まれています。



 コンサルタントには、コンサルティングにはルーティンワークはない、とエリート主義が鼻に付くようなことを言っている人もいましたが、では、その人が仕事を毎回まったく別の形で実行しているかというと、そうではありません。コンサルティング会社では、作成する資料などに一定の型が定められている場合が多く、外観のデザインだけではなく、プレゼンテーションの構造レベルでデザインが定められていることが多いのです。たとえば、一つのプレゼンテーションにどういったチャートを使い、どういったメッセージを加えるか、メッセージの分量はどれくらいか───こういったことがオフィシャルに指定されている場合もあれば、慣行として共有されている場合もあります。

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