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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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嫌な相手でもしんどくならないコミュニケーション
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生き方・教養
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はじめに

『嫌な相手でもしんどくならないコミュニケーション』
[著]コミュニケーション向上ラボ [発行]得トク文庫


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●はじめに

かの文豪、夏目漱石は、小説『草枕』の冒頭にこのように記しています。

「山路を登りながら、こう考えた。知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」

頭の良さで世渡りをしようとすると不興を買う。感情で相手に合わせようとすれば自分の気持ちが分からなくなり、しかし自分の主張を通そうと意固地になると、それもまたうまくいかない。まったく人付き合いとはどれもこれもしっくりこなくて困ってしまう。

あなたもこの一文に共感するところがあるのではありませんか。

なるほど人間関係の悩みは昔も今も変わりません。仕事で、プライベートで、一歩家の外に出れば、いたるところに人がいます。人がいれば、そこには人付き合いが発生します。気の合う仲間同士であれば楽しく過ごすことができるでしょうが、必ずしもそのようなわけには行きません。時には、気難しい人、話が合わない人、変わり者の人、わがままな人、何を考えているかわからない人もいるでしょう。そのように「なんだかあの人と話すのは気が重い。苦手だ」と思ってしまうような人たちともあなたは生活をする上でコミュニケーションを行っていく必要があるはずです。


本書のテーマは、「苦手な人とのコミュニケーションを円滑に行う方法」というものです。このタイトルに興味を持ち、読んでみようかと思ったあなたは、コミュニケーションの場において、具体的にどのようなことにつまづいているのでしょうか。

「人と話すと緊張してどもってしまう」

「特定の人と話をすると、話が弾まなくて気まずい思いをする」

「苦手なのに相手から近付いてこられるのでストレスになっている」

「コミュニケーションを上手く行えない自分に幻滅している」

この本を手に取るくらいですから、あなたは、自分に何か至らないところがあるのではないか、自分の努力で人間関係はどうにかなるのではないか。自分の努力が足りないのではないか、人付き合いの知識やノウハウを身につけることができれば、人間関係は劇的に改善するのではないかと、そのように考えているのでしょう。

仕事では、そのような建設的な姿勢は評価されます。問題の原因を探り、対策を練り、適用し、結果を調査する。そしてまた問題点を見つけ出し、対策を練り、試行を繰り返す。

しかし、現在あなたが対応しなければならないものは「人間」です。人間とは、合理性に欠ける生き物です。理屈からでは説明できないような考え方と、行動をするものです。そんな人間を相手に、あなたの努力による対策は、どこまで通用するでしょうか。

また、人間関係を円滑にまわしていくためには、あなただけではなく、相手の努力も必要となります。

あなたが人付き合いに悩み、相手とうまくやっていきたいと努力をしたとしても、そのとき相手はあなたと同じように、人間関係を改善しようと努力しようとするでしょうか。

あなたに身勝手な自慢話をしたり、愚痴を吹き込んでいくような人物が、あなたとの関係に悩むことは無いのではありませんか。そんな相手はあなたのことを、一方的に「良い友人」と評価しているはずです。

そこで、あなたが必要なのは発想の転換です。

あなたのメンタルを苦手な人から守り、苦手な人に対応していくためには、あなた自身の中にある人間関係に対する考え方を変えなければなりません。


さて、本書ではこれから、あなたの中にある「人間関係」についての思い込みを変えていきましょう。

まず第一章、「コミュニケーションがうまくいかない原因を探る」では、そのタイトルの通り、コミュニケーションがうまくいかない原因について考察をします。

なぜあなたはコミュニケーションに大きな関心を持っているのでしょうか。

なぜ労力を注ぎ込んでいるのに、コミュニケーションを円滑に行うことができていないのでしょうか。

ここでは、コミュニケーションがうまくいかない原因は一体何なのか。うまくいかない責任はどこにあるのか。コミュニケーションというものを画一的に捉えることによって、自分の言動の幅を自分から狭めていはいないかを、考えていきます。


つぎに第二章「どうして苦手だと思ってしまうのか」です。

世間には様々な人が居りますが、行動のパターンは幾つかに単純化し、分類することができます。この章では、その分類ごとに具体的な関係性や場合を挙げていき、「どうして相手を苦手だと思ってしまうのか」を分析の上、それぞれに対して対応策を考えます。


第三章「コミュニケーションにおける気持ちの割り切り方」では、前章のような単純なパターンでは対応できない人間関係に対応していくため、どのような心構えでコミュニケーションを行っていけばいいかを、深く考察していきたいと思います。


そして最後となる第四章「そのコミュニケーションは何を目的にしているのか?」では、なぜコミュニケーションが必要とされるのか、その点について再度考えてみたいと思います。

「コミュニケーション」という言葉だけが世間を一人歩きをしていますが、そもそもコミュニケーションとは一体どのようなものか、深く考察されることはあまりありません。

コミュニケーションが何を目的にしており、自分は何を達成すればいいのかを理解できていれば、コミュニケーションに思い悩むことは少なくなるでしょう。

ここではそのために、コミュニケーションとは何なのか、答えを見つけて行きたいと思います。


前置きはここまでとしまして、そろそろ本題に入りましょう。

本書をお読みいただいたあなたが、今後の人間関係をより円滑に行っていくことができるよう、本書はそれを第一に願っています。

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