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【はんなり京都の博学検定本】京都の謎どすえ〜!
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雑学
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あのぶぶ漬け伝説はなぜ誤解されて広まったの?

『【はんなり京都の博学検定本】京都の謎どすえ〜!』
[編]博学こだわり倶楽部 [発行] 河出書房新社


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 京都では、お茶漬けのことを「ぶぶ漬け」と呼ぶ。おいしい漬物がたくさんあるので、昔からお茶漬けが好まれてきたのだが、京都の「ぶぶ漬け」といえば、あの“伝説”を思い浮かべる人もいるだろう。

 京都の家へ遊びにいったとき、「ぶぶ漬けでも、どうどすか?」と聞かれたら、それは「もうお開きにしましょう」という意味。「はい、いただきます」とでも答えようものなら、厚かましいとバカにされるという話である。

 京都人の陰険(いんけん)なところ、二面性、閉鎖的な性格をあらわすエピソードとして、よく語られる話だ。

 そもそも、この話を語りはじめたのは、京都人と相性がよくない大阪人だったという説がある。京都人の感覚では、家へ遊びにきてくれた人に対して「もう帰ってくれへん」とはいえない。そこで、隠語として「ぶぶ漬けでも、どうどすか?」という言い回しが生まれた。それを聞いたお客さんは、「長居して迷惑をかけたな」と相手を気づかい、「いやいや、そのお気づかいだけで十分どす。そろそろお(いとま)します」と腰を上げるのが、一連の約束事だ。

 もちろん、こうしたやりとりを交わすのは、お互いに心を許した仲のいい間柄の場合。要するに、「ぶぶ漬け伝説」は、あけすけにはモノをいえない京都人が、心を許した仲間うちのあいだでつくりあげた「暗黙の了解」事項なのだ。

 それに比べると、大阪人は、万事あけっぴろげで、話し好きな人が多いから、知り合いの家を訪ねたときは、遠慮せずに上がりこんで、四方山話(よもやまばなし)で楽しく盛り上がる。もちろん、例外はあるが、こういう基本的なちがいがあれば、お互いに気が合わないことも多くなる。

 そこで、京都人に歓待されなかった大阪人が、京都のぶぶ漬けの話を面白おかしく話して、それが広まったといわれているのだ。ただし、大阪人が広めたという説を主張するのは、当の京都人ではあるのだが……。


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