反体制活動の女闘士としてFBIにマークされたジェーン・フォンダ
1970年代がスタート。だが、ヴェトナム戦争はくすぶるばかりで終結のめどは立たず、アメリカの社会情勢はますます渾沌とする一方だった。
3月6日、ニューヨークはグリニッチヴィレッジの西12丁目18番地にある建物が突如爆発し、3人の遺体が見つかった。そこは“ウェザーメン”と称するラジカルな組織の爆弾工場であり、すぐ近くに住むダスティン・ホフマンをひどくびっくりさせた。
ジェーン・フォンダはいまや反戦運動やフェミニズムなど反体制活動の女闘士として話題を提供し続けていた。FBIはジェーンをマークし、彼女は危険人物視されるようになった。