『暮らしに役立つ265の裏ワザ』
[著]知恵袋研究会
[発行]スマートゲート
◆薬は水か白湯で飲もう
薬をお茶で飲んではダメと、よく言われますが、これは、お茶に含まれるカフェインが胃酸の分泌を促進してしまい、鎮痛解熱剤など胃への刺激の強い薬を同時服用すると、胃を荒らすなどの副作用を増す場合があるから。また、薬効成分の吸収に影響を与えることもあるので、やはり水か白湯で飲むようにしましょう。
アメリカでは鎮痛解熱剤については、牛乳で飲むよう勧めています。
◆筋肉のこりや痛みをやわらげる
筋肉痛に効果があるのが、くず湯です。つくり方は、小さじ1杯の市販のくず粉を少量の水で溶いて、お湯を注ぐだけ。砂糖やおろしショウガのしぼり汁を入れると飲みやすくなります。くず粉に含まれている「ダイゼイン」という成分が、首や肩のこりをやわらげ、熱を下げてくれます。久々に運動したあとなど、筋肉が張って痛いというとき、ぜひ試してみてください。
◆カテキンでウィルスの侵入を防ぐ
風邪の引きはじめの、のどがいがらっぽく感じられるときには、濃くいれた紅茶での「うがい」をおすすめします。紅茶には「カテキン」という物質が含まれていて、このカテキンには、細胞内へのウィルスの侵入を防ぐ効果があるのです。
副作用の心配などで、薬はなるべくなら飲みたくないという人、ぜひお試しください。もちろん日頃からの風邪予防にもおすすめです。
◆のどの炎症には塩水+お酢
風邪の予防には、紅茶のほかに塩水でのうがいがよいということも、昔からよく言われてきましたが、もし風邪をひいたかなと思ったら、塩水にお酢を少し入れて、うがいをしてみてください。のどの痛みや炎症を抑える効果、殺菌作用がお酢にはあるので、結構効き目があります。また、風邪でのどがいがらっぽいときはもちろん、ぜんそくの人も呼吸が楽になります。
◆刺さったとげは五円玉で抜ける
刺さったとげがなかなか抜けないときは、五円玉を使いましょう。まず、とげが刺さった部分に五円玉の穴をあて、ぎゅっと押さえつけます。すると、周りの皮膚が盛り上がって、とげの先のほうが押し出され、抜きやすくなるので、それをすかさず毛抜きで抜いてしまいましょう。
それでも抜けないとげは、梅肉を貼って一晩置きます。次の朝にはとげが抜けやすい状態になっています。