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憂鬱な私を変えるちょっとした秘訣
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生き方・教養
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◇「自分足し算」の習慣をもてば、気持ちがスッと楽になる

『憂鬱な私を変えるちょっとした秘訣』
[編]夢プロジェクト [発行] 河出書房新社


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 新聞やニュースを見ていると、「減点法」ということばを目にすることがあります。たいてい「保守的な企業や組織は人事評価が『減点法』になりがちだ」というように、批判的な意味合いでつかわれることが多いようです。
「減点法」とは、たとえばひとりの持ち点を一〇〇点とし、ミスをするたびに点数を減らしていくという評価方法のこと。こうした勤務評定の仕方だと、たいていの人は与えられた仕事を可もなく不可もなくこなそうとし、積極的な行動ができなくなる。なぜなら、新しいことにチャレンジしてもプラスにならないばかりか、失敗すればマイナス評価になってしまうからで、これでは働く人のモチベーションを下げるだけでいいことがない。そこで「減点法」を改めようという声が高まっているというわけです。

 じっさい、ある自治体が「減点法」から「加点法」に評価の仕方を切り替えたところ、若い人が積極的にアイデアを出したり、まかされた仕事以外にも目を配るようになるなど、職場全体に活気が出てきたといいます。行動が積極的に評価されるというのであれば、仕事への意欲も自然とわいてくるのが当然でしょう。

 これはなにも仕事にかぎった話ではありません。人からダメな部分を指摘されるより、いいところをどんどん認めてもらったほうが、何事にたいしても前向きになれるというのはたしかです。

 ところが、ふだんはそう思っている人でも、いざ自分が失敗したときになると、人からいわれてもいないのに自ら率先(そっせん)して猛省(もうせい)し、「減点法」で評価する人が意外に多い。

 自分のできなかったことや(いや)な部分を強烈に意識して自身の評価を下げていき、「こんな自分を相手にしてくれるはずがない」、「なんて価値のない人間なんだ」などと深みにはまっていくのです。

 精神科医の香山(かやま)リカさんは、このような考え方を「自分引き算」といい、これではせっかくの「自分」が生かしきれないといっています。もちろん、謙虚(けんきょ)であることは大事なことですが、自分のダメな部分ばかりに目をむけて自己嫌悪におちいり、いいところに目をむけなくなってしまっては、悪循環(あくじゅんかん)にはまるだけです。

 そうならないようにと香山さんが勧めるのは、「自分引き算」とは反対の「自分足し算」の習慣です。
「自分足し算」のやり方はとても簡単。たとえば、「お年寄りに席をゆずったからプラス一〇点」、「道を聞かれて答えてあげたからプラス五点」という具合に、ちょっと点数が甘いかなと思うぐらいでいいから、積極的に自分のいいところを見つけて加算していくのです。

 自分で自分を積極的に評価していくと、不思議なことに、目に見えない自信のようなものがわいてくるもの。ふだんから自分のことを信頼できれば、落ち込んでも早くそこから抜け出すことができるものです。


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