「007/危機一発」(リバイバル公開時の邦題は「007/ロシアより愛をこめて」)は42年間で20本が作られた人気シリーズの第二作。シリーズ中の最高傑作ともいわれるこの作品は、最初から最後まで息つく暇もなく派手なアクションとサスペンスが続く。
国際犯罪組織スペクターは、ソ連の美人諜報部員タチアナ(ダニエラ・ビアンキ)とソ連の暗号解読機レクターを餌に、腕利きの英国諜報部員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)をはずかしめて殺害することで、英ソ両国を敵対させ、その機に乗じレクターを強奪するという一石三鳥の計画を立案した。