礼儀作法や人づき合いのルールは知っていても、人生、なかなかそういつも模範例どおりとはいかない。礼儀は尽くしたいし、人間関係も大事にしたいが、こちらにもこちらなりの事情がある。うーん、困った……。日々の暮らしのなかで、このような場面に遭遇することは、意外と多いのではないだろうか。
たとえば、結婚式の披露宴に招待されているのに、突然、知人の訃報が届いたりする。どちらもおろそかにしたくはないが、あちらを立てれば、こちらが立たず。どちらにも失礼にならないようにするには、いったいどうすればいいのだろう。
あるいは、団地で月例掃除があるのだが、夫婦で共働きをしているので出られない。共同作業に参加しないと、近所から敬遠されるというのはよく聞く話だが、それも困る。こんなとき、いかにして事態を乗りきればいいか?
本書では、日常生活において起こりがちな、ちょっと困った場面、どうしたものかと迷うような事態を取りあげ、そのうまい対策・解決法をお教えする。人づき合いでピンチに陥ったとき、この本が心強い知恵袋になってくれることだろう。
平成暮らしの研究会