外出先での待ち合わせの場合は、すこし早めに着くようにしようという心がけはほめられるものだが、人の家に訪問するときはちょっと事情が異なってくる。
相手の自宅を訪問するときにも、「約束の時間を守る」というのは当然のこと。
だが、早めに着いたからと時間前に訪問するのは、相手に失礼になってしまうこともある。訪問先の側で、準備や身支度がまだすんでいないということもありうるからだ。
そのため、「約束の時間の5分後に訪問するのがマナー」といわれることもあるが、出かける前からそう思っていると、それ以上の遅刻をしてしまうもの。余裕をもって自宅を出て、早めに着いたときは先方の家の近くで時間調整をするようにしたい。
ただし、相手の家でホームパーティーなどを開く場合は、親しい仲なら早めにいって準備を手伝うのもいいだろう。
また、早く着くよりは遅いほうがいいとはいえ、遅刻が許されるのはせいぜい10分まで。それ以上遅くなりそうなときは、途中で連絡を入れるべきである。
あくまでも時間ぴったりがいちばんいいが、先方がのんびりした性格ならば、すこし遅れ気味にいってあげるくらいがちょうどいいかもしれない。