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「疲れ」をとる裏ワザ・隠しワザ
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雑学
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朝のだるさの一発解消ワザ

『「疲れ」をとる裏ワザ・隠しワザ』
[編]平成暮らしの研究会 [発行] 河出書房新社


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 起き抜けに“お尻パンパン”


 朝は疲労感を覚えることなく、睡眠がたっぷりとれたと思えるように目覚めたい。たとえ自己暗示であれ、精神的に満ち足りた眠りなら、疲れはふき飛ぶものだ。

 ただ、起きた瞬間にそれを考えられるほど、脳は働いてくれない。とにかく脳に、起きたという指令、これから一日が始まるという合図を送ってやろう。

 それには、お尻から始める。お尻への刺激は、骨盤(こつばん)を通って頭蓋骨(ずがいこつ)まで一直線に伝わるからだ。

 まず布団の中でうつ伏せになる。次に握りこぶしでお尻をパンパンと叩くだけ。

 衝撃が脳に伝われば、自律神経(じりつしんけい)の働きやバランスもよくなって、全身に力がみなぎってくる。脳も、「あ〜あ、よく寝た!」と満足してくれるだろう。


 寝たままの“げんこつ療法”がいい


 起きなければならないことはわかっている。目は覚めているのだが、どうにも体がいうことをきいてくれない。

 そんな朝も、ときにはある。前日に力仕事をして筋肉痛、といったような原因があるわけではない。ただ、なんとなく起きられない。

 これは、自律神経が、朝を迎えてもまだ眠っているから。おそらく「もっと寝て、たまった疲れをとりたい」と、声なき声でうったえているのだ。

 だから、体に「朝ですよ」と教えて目覚めさせてやればいい。

 背骨の両側に、自律神経を刺激するツボがあるから、そこをこぶしで押す。寝たままげんこつをつくった手を背中に回して、腰を浮かせて背骨の両側に置き、そのまま腰を落として体重をかける。

 自分の体重が、自然にツボを押してくれるというわけ。

 起き上がってから、もしパートナーがいれば、もう一度人の手を借りてツボ刺激してもらうと、さらに効果アップだ。


 いつもと逆の手で歯磨き


「おやすみなさい」の前の歯磨きが、もう待ちきれなくて、ブラシを握ったままコックリ、コックリ。昼間たっぷり遊んだ子供は、こんなことが起こる。

 大人にも、この現象は起こるようだ。朝の歯磨きで、ブラシを持ってもまだコックリ、コックリ。疲れて重い体は、またベッドへ戻りたいと誘惑しているのだ。

 社会生活を営むことの大切さを知っているはずの脳が、これにつられてはいけない。目覚めよ、そして働けと、体に命じなければならない。

 そこで、歯ブラシを持つ手を、いつもの()き手から逆に持ち替えてみる。

 こうすると、ふだんとは違った手を動かすために、使い慣れていない筋肉を意識しなければならないから、右脳と左脳がバランスよく働くようになり、脳全体が活性化する。

 歯磨きを終えるころには、次に何をし、体をどう動かせばいいか、ちゃんと指令を出せる脳になっているはずだ。


 リフレッシュできる入浴のコツ


 目覚めの快適さが一日を支配するといっても過言ではない。

 たとえば、美しい妻が優しい声で起こしてくれて、目を開ければ笑顔が……なんて朝ばかりなら、どんなに寝不足でも、どんなに疲れが残っていても、とにかく起きようという気になる。

 それが無粋(ぶすい)な目覚まし時計の音だったら「黙れ! うるさい!」と手を伸ばしてとめ、「でも起きなきゃ遅刻する」と、しぶしぶ床を出る。

 こんな二人のその日一日の体の調子には、おそらく大きな差が出るだろう。

 そこでスッキリ目覚めるために、自分で調子をととのえる方法を覚えよう。

 方法は簡単。熱いお風呂に入るだけでいい。42℃くらいの熱めの湯に、サッとくぐるくらいの気持ちで、最初に3〜5分。

 次に40℃くらいに下げて5分。その中で手首や足首を回したり、伸びをしたりの軽いストレッチが効く。

 時間がなければ、最初の5分だけでも効果はある。


 手のひらの“もみ手”で元気に


 青竹踏みは、簡単で場所もとらず、いちばん手軽な健康法で疲れもとれる。いまでは青竹を模した樹脂製品があり、100円ショップでも手に入るから、健康グッズとしてはリーズナブルだ。

 これは、足の裏全体にあるツボを刺激すれば、人間本来の自然治癒(ちゆ)力が高まり、結果的に体調が戻り、健康も守れるという効果を利用したもの。

 ならば、足の裏と同じようにツボがあちこちにある手だって、刺激すれば健康を保つ効果があるはずだ。もちろん疲れもやわらぐだろう。

 とくべつなグッズはいらない。自分の手を使うだけだ。右の手が左の、左の手が右の、お互いを刺激しあう道具になる。

 手のひらをこすり合わせる、もみ手をするようにして、親指であちこちを押す。これだけで十分だ。

 起きがけは、血液の循環が悪くなって、毛細血管の働きも(にぶ)っている。起きてすぐこの手のひらマッサージをすれば、血液の循環もよくなり、体の目覚めの手助けにもなる。


“指そらし”で翌朝スッキリ


 手のひらのツボは、いろいろな治療法で紹介されるが、指にも同じように、ツボ治療の効果がある。

 専門的には、指一本一本のツボが、それぞれ内臓と直結しているとか、手の甲と手のひら側とでまた違うなどと、いろいろ細かい区別はある。

 ただ、疲労回復に用いるなら、全身チェックと心得て、1回で全身に効果のある方法が便利だろう。

 それが指そらしだ。手の甲を上にして前に出し、反対の手で指をつまんで、一本ずつ順に起こしていく。つまり甲のほうへ、指をそらしてやるのだ。

 ときには、手のひらを上にして、指を下へ向け、押すようにそらしてもOK。

 これをおやすみ前の指体操のつもりでつづければ、全身のガンコな疲労も、やがて薄れて翌朝もスッキリするはずだ。


 土踏まずに「ニンニク湿布」


 その日の疲れが、その夜の睡眠でとれれば、なにか病気でもないかぎり、翌朝の目覚めがつらいということはないはずだ。

 きっと、朝の体のだるさは、前日の疲れが残っているせいだろう。それは全身の倦怠感(けんたいかん)だったり、デスクワークによる肩こりや、歩き疲れだったり……。

 そのどれにも効果のある回復法で、前日からの体の疲れを断ち切ろう。

 人間の体の調子をコントロールするツボが、足の裏にそろっていることは、よく知られている。

 東洋医学に基づくもので、イボイボのついた足形の踏み板などは、それを利用したもの。

 でも、そんなものがなくても、キッチンの隅に転がっているニンニク1かけが、ツボ刺激の役に立つ。

 5グラム程度をすりつぶすか、おろし金でおろし、小麦粉5グラムと混ぜ合わせる。それを塗ったガーゼを足の裏に貼って、上から靴下をはこう。

 ただし、ニンニク臭が気になる人は、この方法は休日に。


 ペパーミントオイルをサッと嗅ぐ


 アロマテラピーというと、植物から抽出した精油(せいゆ)(エッセンシャルオイル)を温めて香りを立てるというので、どうも夜のリラックスタイム、安眠のためにいいと思い込んではいないだろうか。

 精油を温めるのに、ロウソクや小さなランプが使われることが多いので、夜のイメージになってしまうのかもしれないが、精油をアルコールで薄めて、目覚めをよくするために使うこともある。

 香水のように、アロマテラピー効果を得ることもできる。

 コットンやティッシュに、オイルをほんの1滴だけ垂らして、香りを漂わせるだけでいい。

 安眠効果のあるオイルもあれば、逆に、目覚めをさわやかにしてくれるものもあるのだ。

 清涼感で気分スッキリ、朝の気分にふさわしいというオイルは、やっぱりペパーミントだろう。

 精油の染み込んだコットンやティッシュを、サッとかぐだけでOKだ。


 布団のなかで、とにかく動く


 目が覚めたものの、まだちょっと時間がある……なんて思って目覚ましをとめたら、疲れがたまっていたのか、ついまたウトウトしてしまい、今度は遅刻しそうになって大あわて。

 こんな二度寝をすると、起きてからのコンディションがよくない。いつまでも頭がボーッとしていたり、体のどこかがしびれたような感覚が残る。

 目覚めたら、とにかく一刻も早く布団から出るほうが、体調はととのえやすくなるので、たとえ時間が早くても、すぐ体操をするくらいの勢いで起きあがろう。

 ベッドでなく布団だったら、たたんで押し入れにしまうというのが、いい運動になりそうだ。

 冬の寒い朝で、すぐ出にくいというときでも、とにかくなんでもいいから布団の中で体を動かし、肉体を目覚めさせよう。

 体温も血圧も上がって、体が一日の活動を始める準備をするし、なにより、筋肉からの情報が脳に伝わって、脳も早く活動を始める。


 起きたら即、カーテンを開ける


 人間のもつ体内時計の一日のサイクルと、地球が太陽の周囲を巡るのにかかる時間から割り出した「一日は24時間」という数字は、ほんの少しだがズレがある。

 実際に、人間を外の気配がわからない部屋に閉じ込めて、体で感じるままに日を送らせると、実際の時間とズレてくるという実験結果が出たこともあるのだ。

 そんな体内時計を修正し、時刻合わせをしてくれるのが、じつは太陽。

 人は日光を浴びることで、「朝が来た」と脳が認知して、体を活動させる態勢に入るわけだ。

 ところで、人が眠たくなるのは、睡眠促進効果のあるホルモンの「メラトニン」が分泌されるからだ。

 メラトニンは太陽が苦手で、ニンニクに出会ったドラキュラのように、あわてて逃げ出す。

 メラトニン退治には、太陽が欠かせない。ベッドから出ても疲労感から脱しきれていないと思える朝は、カーテンを開け、お日さまの光を浴びよう。ガラス越しでも効果は変わらないから冬でも大丈夫。


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