自然と共生する”本物の生き方”のヒントがあります
大地を守る会代表/藤田和芳
韓国で大ヒットし、社会現象にまでなったドキュメンタリーです。過疎の農村に暮らす79歳のおじいさんとおばあさん、おじいさんと一緒に40年も農作業をしてきた牛の生活が静かに描かれます。
僕は岩手県の農村で育ったので、まずは自分の原風景を見る思いで懐かしかったですね。牛とおじいさんが硬い土をかきまぜていくシーンがありますが、そうすると土が甘い匂いになってきます。見ながらその匂いが伝わってくる気がしました。
自然と共生して生きる彼らの暮らしはすべてがゆっくりとしています。