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爽快! リフレクソロジー
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足の裏は全身の鏡である ★「たかが足の裏一つ」が、人間の命をも左右する

『爽快! リフレクソロジー』
[著]ISMPublishingLab. [発行]ゴマブックス


読了目安時間:3分
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「足の裏は、人間の命をも左右するほど重要な役割をになっている」――私の四〇年におよぶ東洋医学に関する研究成果は、この一言で言いきることができます。一般には、まだまだ西洋医学偏重の傾向が根強い今日ですから、「たかが足の裏一つで」とその重要性を疑問視する向きが少なくないでしょう。


 しかし、私のこの五十年近くに、命にかかわるような重病に陥った多くの人びとを治してきました。ときには現代医学では治らないと、どの医者からも見放された人を完治させもしました。なにも自慢話をするつもりはありませんが、私たち人間が生命を維持していくうえで、足の裏を無視できないのは事実なのです。


 私が足の裏健康法で治療した数多くの実証例の中でも、もっとも強く印象に残っているのが、“痴楽綴方教室”などの新作落語で知られる柳亭痴楽師匠のケースです。師匠は、長いあいだかなり重い高血圧に悩まされつづけていました。「病は気から」とばかり、少々具合が悪いときでも高座をつとめたらしいのですが、そんな師匠がついに倒れたのは公演先の大阪でのことです。脳溢血でした。絶対安静の状態から三、四日たって自宅に帰った師匠のもとへ、以前から懇意にしていた三遊亭小円遊師匠に頼まれた私は、治療に通うことになったのです。


 私が最初に診たときの痴楽師匠は、言語障害に冒され、ほとんど満足に口をきくことができませんでした。この症状をみた私は、師匠の足の親指に治療をほどこすことにしました。具体的には、ハリをつかって、親指の内側から血を抜くという方法をとったのです。ハリを刺した親指からは、私の予想どおり、真っ黒に濁った血が大量に吹き出してきました。この状態が何分かつづいたのち、濁りはおさまり、かわって正常な赤い血が出てきたとたん、師匠は、だれにでも聞きとれるはっきりとした言葉を発したのです。この痴楽師匠の第一声が、「あっ、痛てて!」というものだったことを、私は今でも鮮明に覚えています。


 その後、私は西洋医学との共同研究をするために、師匠を、私が通っている「国立病院医療センター」に入院させ、ひきつづき足指にハリと灸の治療を行ないました。その結果、一年半ほどで、当初はかなり重度であった言語障害もほぼ完治したのです。私は、治療経過をみるために採った、痴楽師匠十八番の「山手線」のテープを今でも持っています。このテープをときおり取り出しては、ほとんどロレツのまわらない初期から、以前とほとんどかわらぬ語り口で一席うかがうことが可能になったときまでを聴きくらべていますが、そのたびに足の裏治療の効果のほどを考えさせられるのです。


 最近、痴楽師匠同様、言語障害に悩む人が三人来院しました。そのうちの一人で新潟から来た四五歳の男性は、まったく一言もしゃべれないほど重症でしたが、三度目の来院の際には、自分のほうからぺらぺらしゃべりだし、私や副院長を驚かせたものです。あとの章でふれますが、高血圧、糖尿病、心臓病をはじめ、不眠症、便秘など、あらゆる慢性症に足の裏治療はひじょうに大きな効果をあげています。


 ここまでお話ししても、まだ「足の裏一つで、病気が治るとか健康になれるとかなど信じられない」と、その重要性に疑問を持たれる読者もいるかもしれません。そのような人たちに強調したいのは、私の病気治療の例のすべてに、だれもが納得できるはっきりとした理屈があるのだということです。


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