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100万人の映画教室(上) 私の愛する映画たち
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エンタメ
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映画に関するあらゆる雑学

『100万人の映画教室(上) 私の愛する映画たち』
[著]淀川長治 [発行]近代映画社


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 山田監督の「同胞(はらから)」を見た。思わずフェリーニの「青春群像」(一九五三)、ルーカスの「アメリカン・グラフィティ」(一九七三)が目に浮かぶ。

 日本、イタリア、アメリカが実に鮮やかに出るものである。踊りにすると日本は水仙、もみぢ、桜にあやめ。イタリアはバラかざくろか。アメリカはカクタス。波のうねりとバード・オブ・パラダイスのハワイからはフラが生れ、吹雪はげしい寒いソヴィエトの踊りは両手を組んで長靴の足をバタバタ踏み鳴らす。アメリカはサボテンと綿のあの西部と南部がウエスタンと黒人のメロディ加えその踊りにタップ・リズムが生れてきた。という大げさな踊り哲学を私は思わず日本映画の「同胞」から感じたものである。
「同胞」の中の郵便配達員に扮した新人がなんとも巧いのでその名を聞くと、あの青年はあの土地の土地っ子だって。それと青年たちの総会で向うの方にこれは腕組みして、上着のボタンをはずして胸と腹を見せていた青年。これも一言しゃべったがマスクがいい。何という新人。ところがこれも素人。まさに山田監督の演出力の見事さ。
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