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100万人の映画教室(上) 私の愛する映画たち
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エンタメ
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ありがたく、おかしく、楽しい、ファンレター

『100万人の映画教室(上) 私の愛する映画たち』
[著]淀川長治 [発行]近代映画社


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 文字がとてもハッキリ美しくなった。私は十二歳から七十歳までのファンレターをいただく。

 一日に平均二十通。おひとりおひとり心がこもるので読み捨てには出来ないが、御返事を書く時間がない。

 もちろんファンレターと申しても私にではなくて、これすべて御希望の必死のお手紙なのである。

 ビートルズの映画をという今日のお手紙。日本未公開の(How I won the war)。これをテレビでお願い。会長、副会長。そして副々会長、副々々会長、副々々々会長、副々々々々会長の肩書きでずらりと名前。

   ◇

 必ず一週一回。そのファンレターは感激の映画のこと俳優のこと。そして必ず(お茶を一杯。お疲れさま)とティー・バッグがひと袋同封。女の人で高校生。

 必ず一週一回。これは男子生徒君でそのハガキには赤線のデザインでわかりいい文字でセンスのいい映画の短評。これはもう二年以上欠かさず毎週連続。

   ◇

 エンピツ書きがある。ときには虫メガネで見なければ見えぬ文字のエンピツ書きでレターペーパー十五枚となると相手の常識をうたがってしまう。
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