『あの世がわかればこの世が変わる』
[著]中島孝志
[発行]ゴマブックス
物質や植物にも〝心〟があるのであれば、動物ともなれば、より立派な〝心〟をもっているに違いない。
そう考えるのがスムーズであるが、さていかがなものか。
人類の先輩である四足動物は、四足で這って歩くために腹の皮が丸く風呂敷状になり、食物を容れても胃腸が人間のように下に垂れて下部の内臓を圧迫することはない。
人類はある段階から立ち上がってしまったために、胃袋を下から支えるものがないため、胃袋に食物が入り過ぎると胃下垂になり、横に広がると胃拡張となる。人類に胃病が多発しているのも、胃ガンが発生しやすいのも、食物の問題のほかに構造上の問題もあるからである。