『あの世がわかればこの世が変わる』
[著]中島孝志
[発行]ゴマブックス
ダーウィンもそうであった。しかしダーウィンは、この変異の発生理由については説明できなかったようである。
その後、メンデルが有名なエンドウの交配実験により、「生物の性質は遺伝因子によって影響を受け、それは数学的組み合わせと遺伝因子の優劣の関係で決定される」という法則性を導き、その法則を背景に、オランダのド・フリースがオオマツヨイグサの観察を通じて、「変種の発生は外的条件による影響ではなく、何らかの内部的条件に起因するものであり、その変異は突然に発生するものである」とする「突然変異説」を唱えたのである。