『あの世がわかればこの世が変わる』
[著]中島孝志
[発行]ゴマブックス
この内観によって、ガラリと性格が変わって、新しい性格を自分のものとして人生を変革してしまうケースもあれば、その場限りのもので終わってしまうこともある。
なかには、たった一週間で性格を変えてしまった参加者もいる。
これは人間の精神、あるいは精神が形成する性格は、いつからでも変革できるという格好の証左であろう。そもそも、性格とは従来の心の積み重ねが形成したものであり、いわば心の癖である。未来の性格は、現在から積み重ねる心の癖を変革していけば、論理上では、必ず変えられるものである。ただ、〝三つ子の魂、百まで〟という格言の通り、その根源から変革するには、行動を変える必要がある。