読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
50
kiji
0
0
1026886
0
植草甚一WORKS1映画と原作について考えてみよう
2
0
0
0
0
0
0
エンタメ
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
犯罪映画は新しくなっていく 2

『植草甚一WORKS1映画と原作について考えてみよう』
[著]植草甚一 [発行]近代映画社


読了目安時間:10分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


ジョン・フォードの犯罪映画

 ジョン・フォードが「ギデオンの一日」(註・1977年の日本初公開時の題名は「ジョン・フォード/ギデオン」)という犯罪映画をイギリスで作った。アメリカでの封切題名は「スコットランド・ヤードのギデオン」である。この主演者がジャック・ホーキンスであって、警視ギデオンを演じていることは、先月号の本誌(註・スクリーン1958年7月号)に紹介記事が出たから、読者の皆さんは、とっくに御存知のはずだと思う。

 ところで、ジョン・フォードがロンドンにロケして犯罪映画を作ったということは、ちょっと珍しい出来事である。ウィリアム・ワイラーは「探偵物語」や「必死の逃亡者」を作ったが、ジョン・フォードの場合は、戦前にエドワード・G・ロビンスンが二役主演して面白かった「俺は善人だ」をのぞくと、作品に犯罪要素が稀薄である。それで、日本での封切が遅れてしまった「ギデオンの一日」にたいして、何やかやと期待が湧くのであるが、特にこの原作がJ・J・マリックのものなので早く見たい。

 J・J・マリックは、犯罪小説を書くのに新しい手法を思いつき、その手始めに「ギデオンの一日」を仕上げたのが一九五五年、これを手にしたイギリスの読者が唸ってしまった。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:4444文字/本文:4966文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次