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植草甚一WORKS1映画と原作について考えてみよう
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エンタメ
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「狐の王子」と「戦乱の花嫁」の背景

『植草甚一WORKS1映画と原作について考えてみよう』
[著]植草甚一 [発行]近代映画社


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「狐の王子」の映画化が二十世紀フォックス社で企画されたのは、原作小説が出版された一九四七年のことであった。そして映画は三年後に完成され本年初頭にアメリカで封切られた。この三年間にハリウッドではいろいろな出来事が起こったが「狐の王子」はその波紋を受けた代表的な場合であって、また興味ある点も多いと思われるので、まず最初にこのことから書いていこう。

 というのは、二十世紀フォックス社の製作部長ダリル・F・ザナックが、このベストセラー小説「狐の王子」をタイロン・パワー主演でテクニカラー映画として製作することをOKした一九四七年という時期は、映画界の景気が絶頂にたっした頃であって、金に糸目をつけずに、各社の間で大作主義の競争が行われていたのである。ベストセラー小説や当った芝居が出ると、非常に高い権利金を出しても、映画化作品として自社のスケジュールに組むことが各社共通の方針であり当時の傾向であったが、「狐の王子」もまたその代表的ベストセラーだったのである。
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