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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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仕事と勉強を両立させる時間術
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chapter 1 やる気と集中力を高める時間の捉え方

『仕事と勉強を両立させる時間術』
[著]佐藤孝幸 [発行]クロスメディア・パブリッシング(インプレス)


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欲と危機感を抱け


 時はさかのぼり、私が大学生だった頃の話です。当時は1980年代末、バブルの全盛期でした。空前の“超売り手市場”の中、ある外資系の銀行に就職しました。

 もともと外資系に就職してバリバリ働きたかった、ということはありません。人付き合いがわずらわしくなく、かつ転勤の可能性もないということで選んだ会社です。

 というのも、私は社会人として2年くらい働いたら大学院で勉強をするつもりでした。資格を取ることなど夢にも思わず、「とりあえず仕事には困らないだろうし、好きなことをやろう」。それくらいの感覚で社会人になってしまったのです。


 ですが当然、現実はそんな甘いものではありませんでした。

 私のいた会社では、新人だからといって何を教えてくれるということはありませんでした。

 わからないことは許されず、完全に放置されます。簿記などの必要な知識は自分で身につける必要があったのです。

 ただ、そんなのは序の口。

 きついとは言え、まだまだ気持ち的には「何とかなる」状態でした。私の人生観を変える決定的な出来事は、入社2年目に待っていました。


 バブルの崩壊です。

 先輩社員たちが次々とリストラされていく様を見ました。

 幸い年次が低く、先輩社員に比べて給料の少ない私がすぐターゲットになるということはありませんでした。

 ただ、その様子はかなりの恐怖、そして危機感をあおりました。転職をしようか、リストラされたらこの先どうなってしまうのだろう……。さすがに焦りました。

 しかしそんな中、よく面倒を見てくれていた経理部長だけは涼しい顔をしていました。マイペースに仕事をこなし、常に余裕なのです。


 もちろん、それには理由があります。

 外資系企業とは、外国の企業のことです。つまり、本国で培ってきた商売の習慣やルールがあります。

 ですが、本拠地が外国にあるといえども、商売する場所は日本なのです。すなわち、そこには日本独自の法律やルールがあるわけで、どんな企業もそれを無視することはできません。

 外資系の経理部とは、まさにその点を指摘できる部署なのでした。「日本の法律はこうなので、それはできません」。そう言ってしまえば、たとえトップが外国の人であれ、意見のしようがありません。

 彼はそんな経理部署のトップであり、さらに税理士の資格も持っていたのです。

 「この人は磐石だ」と私は思いました。

 社内でも十分に価値が認められているし、そのうえ税理士という資格があるので、他の会社でも重宝されます。

 私の価値観、考え方はそのときに変わりました。将来世界がどうなっても大丈夫なように資格を取らないといけない。

 それも難易度の高い、普通の人は持っていないような資格を取ろう。そんな欲が私を駆り立てました。


 そんな折、電車の中の広告でふと見つけたのが「米国公認会計士」という資格でした。

 あまり聞きなれない資格だと思いますが、米国公認会計士とは、USCPAと呼ばれ、文字どおりアメリカで公認会計士として働くための資格です。

 私もはじめて聞いた資格でしたが、調べてみると試験は私の得意な4択のマークシート式。
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