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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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僕たちは知恵を身につけるべきだと思う
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第6章 最適な行動を選ぶ

『僕たちは知恵を身につけるべきだと思う』
[著]森田正康 [発行]クロスメディア・パブリッシング(インプレス)


読了目安時間:27分
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最適な行動を選ぶために、常に最悪の事態を想定しておくこと
ゴールまでの最短距離を走る

Deal with unexpected

振り込んでしまう民


 日本という国でしか通用しないと言われている詐欺があります。

 それは、「振り込め詐欺」です。

 親類などを装って現金を振り込ませる詐欺ですが、日本以外の国から見ると「どうしてそんなことで振り込んでしまうのか?」と笑われてしまいます(一部の国でも似た手口の詐欺はあるようですが、被害額も件数も日本がダントツです)

 なぜ、簡単に騙されてしまうのか?

 それは「自分だけは交通事故に遭わない」と信じていることと同じで、妙なところで能天気だからです。しかし、それでは知恵(悪知恵)のある人のカモになってしまいます。

 ビジネス(人生もそうですが)には「絶対成功する」という根拠なき自信とともに、「最悪の事態」を常に想定しておくことも大事だと思っています。
「まさか自分は大丈夫だろう」ではなく、常に当事者意識を持ち、決定的な損をしたり、危険を回避したりすること。そのための一番の方法が、失敗を前提に置き、段取りを事前に整えておくことなのです。




  1.目標を明確に立てること

  2.その目標を達成するために、適切な戦略を考えること

  3.その戦略を実現するために、必要なものを揃えること

  4.間違えたと思ったらすぐに方向修正すること

  5. 1〜4までのプロセスをとにかく早く行うこと




 この「仕組み」のうち、この章では特に2と3、

 2.「その目標を達成するために、適切な戦略を考えること」 

 3.「その戦略を実現するために、必要なものを揃えること」

 について述べていきたいと思います。


いつでもゴールまでの道のりをイメージする


 僕は大学時代(特にUCバークレー時代)ほとんど勉強をしていなかったのですが、一生懸命勉強している子たちと同じくらい単位は稼いでいました。

 しかし、それは能力の差ではなく、段取りの差だと思っています。単純に勉強の能力だけで言えば下から数えた方が早かったでしょう。

 当時、僕はUCバークレーを3年で(なるべく楽をして)卒業したかったので、そのためには「効率よく単位をたくさん取ること」が重要でした。効率よく単位を取得するためには、教科書を読む数は少なくしたいので、「 使われる教科書がかぶる授業を取ること」、「 できれば教科書も薄い方がいい」という優先順位をつけて選んでいけます(もしかしたら一回書いた論文を応用できる可能性があるな……とか)

 授業もとりあえず取りたいものを全部取ってみて、「これは授業に行かなくてもいいな」「これは無理だな」と比較して取捨選択していきます。

 何だかんだで、そういう小さいことの積み重ねが段取りなのです。

 段取りとは「ゴールに対して最短距離で進む方法」だと僕は思っているのですが、基本的に2つのプロセスからなっています。




  1.ゴールに到達するための選択肢を限りなく多く生むこと

  2.優先順位をつけ、最適な選択肢を選ぶこと

  (3.このプロセスを素早く行うこと)




 では、どうすればこの2つのプロセスをうまく回せるようになるのか?

 単純に言えば、「イメトレを欠かさない」ということです。

 不謹慎かもしれませんが、僕はいつも最悪の事態を想定しています。たとえば食事をしている時でも、「今このビルで火災が起きたらどうしよう」「大きな地震が起きたらどうしよう」と考え、非常口の位置を確認し、逃走経路のシミュレーションを行ってしまうのですが、この習慣はビジネスでも結構役立っています。

 随分前の話になりますが、アメリカ政府の某要人を招いて講演イベントを開いたことがありました。この時はなかなか大変で、講演料が通常なら何億もするような人でしたから、交渉から当日の段取りまで想定外の連続でした。

 たとえば、「やっぱりその値段では受けられない」「別の予定が入ったので講演日をずらしてくれ」など、まったく予期していなかったことが次々に起こるのです。

 大事なのは、「想定外のことが起こる」。この部分です。

 そう、どれだけ綿密に計画していたところで、予期せぬことは必ず起こるものなのです。

 僕が失敗を前提にしておくべきだと言うのは、「どんなことがあっても冷静に、柔軟に対応できるため」でもあります。
「まさかそんなことは起きないだろう」くらいの最悪の事態を想定しておけば、それよりも緊急度の低い事態になら対応しやすくなります。

 極端なことを言えば、今日から耳栓をしてまったく声の聞こえないシチュエーションで生活してみるのもありでしょう。「目の前の人は何を伝えたいのか?」「今何が起こっているのか?」いろんな事態を想定して、注意深くなると思います。

 そうしていろんな感度を高めていくと、たとえば合コンでカラオケに行ったら、部屋に最初に入った若手がマイクセットをして、デンモクを女性の前において、まずはウーロン茶をピッチャーで頼んでおく。
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