読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1028532
0
捨てる生き方 幸運、金運、人運、引き寄せの法則
2
0
50
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
今なぜ、捨てる生き方なのか

『捨てる生き方 幸運、金運、人運、引き寄せの法則』
[著]佐藤康行 [発行]ゴマブックス


読了目安時間:4分
この記事が役に立った
50
| |
文字サイズ



 昨今話題のさまざまな事件や社会問題、心の病が、じつはたった一つのことに起因しているといえば、あなたはどのように感じますか。


 そのたった一つのこととは、他でもない「捨てられない生き方」なのです。


 私たちは「捨てられない」がゆえに、悩み苦しみ、さまざまな問題に振り回される毎日を送ることになります。


 たとえば、証券取引法違反と粉飾決算容疑で逮捕され、世間を騒がせた某IT企業の有名な若手の元社長は、まさに「捨てられない生き方」をしていた人です。

「捨てられない生き方」というより、「かき集める生き方」と呼ぶべきかもしれません。


 かつてのバブル時代と同じ発想で、金銭をかき集めていたのです。


 あるいは、マンションの耐震設計偽装問題も、仕事を失いたくない設計士と、安全性を無視して経済効率のみを追い求める建設会社、住宅販売会社といった、自分だけの、エゴ追求の価値観を「捨てられない」人々が引き起こした事件といえます。


 さらに、国と国との摩擦によって起きる、さまざまな外交問題も、自国の利益のみをはかって戦略をめぐらす政治がその元凶といえます。外交問題も、「捨てられない」政治ゆえに生じるのです。


 離婚の増加や自殺の増加も同じです。


 離婚の場合は、夫婦がそれぞれの価値観にしがみついて衝突し、離婚にいたる場合が大多数といっていいでしょう。


 自殺の場合も、結局は人間関係のしがらみに苦しんでの場合がほとんどです。


 借金苦で自殺する場合も、債権者との関係、家族との関係、仕事や会社など社会生活上の人間関係が直接の理由なのです。


 いわば、自分の価値観が「捨てられない」ことが、離婚や自殺につながっているのです。


 ニートといわれる、学校を卒業しても就職せずに、親の援助で生活する若者の問題もやはり、価値観に対する執着に起因します。


 勝手に思い込んでいるままで、「自分らしく生きるのが唯一正しい生き方だ」という、狭い価値観を「捨てられない」若者の多くは、ニートになるのです。


 人前で非常に強い不安を感じる社会不安障害や、抑うつ症状などの心の病も、「捨てられない」ことが原因ではないでしょうか。


 特に、自己イメージや信念に対する一方的なこだわり、それらがこうした病となって現れるのではないかと思われます。



 以上のように、世を賑わす事件や社会問題、そして心の病の多くが、「捨てられない」がゆえに引き起こされ、解決されないままになっています。

「捨てられない」から問題が起きるということは、逆にいえば、「捨てる」ことができれば、問題もおのずから解決するのです。


 捨てて問題が解決するなら、捨てればよいということです。


 捨てることで簡単に問題を解決し、スイスイと楽に人生を送る。これが、私が提唱したい「捨てる生き方」です。


「捨てる生き方」を実践して、本当の意味での成功をおさめている方がいます。


 たとえば、記憶に新しいところで、冬のトリノオリンピック(二〇〇六年二月)で、日本代表唯一のメダル、それも金メダルを獲得した、フィギュアスケートの荒川静香選手は格好の例と言えます。


 荒川選手は、試合後のコメントで「オリンピックでは、自分らしい演技をしたかったから、イナバウアー(難度の高い、上体を反らせた演技)は絶対やりたかった」と語りました。得点アップにつながらないイナバウアーという技を、あえてプログラムに組み入れました。


 彼女は、前年の世界選手権や他の国際大会での苦杯や連敗という挫折の経験を通して、メダルを捨てることで、自分にとって最高の演技をすることだけに集中できたのです。


 私は、安易にとらえた「自分らしさ」は、すぐにでも捨て去るべき有害なものだと思います。


 しかし、荒川選手がイナバウアーという技に託した自分らしさは、間違いなく本物です。それは、極限まで心と体を(とう)()した者だけが悟る、本当の意味での自分らしさです。


 だからこそ、スポーツ選手にとって何よりも価値があるオリンピックのメダルを捨てる覚悟で、あの演技をすることができたのです。


 そして、彼女は結果として日本唯一のメダルを、しかも金メダルを手にすることができました。



 自分にとって最も価値があるものを知ることで、余計な執着が自然に捨てられます。そして、余計な執着を捨てることによって、最も価値のあるものに対する確信が深まります。


 この循環を繰り返すことによって、誰もが物心ともに豊かな、幸せな人生を送ることができます。


 それこそが私か提唱する「捨てる生き方」です。


 今こそ、私たちは「捨てる生き方」によって、目の前の不安や悩みをどんどん解消していきましょう。


この記事は役に立ちましたか?

役に立った
50
残り:0文字/本文:1906文字
      この記事を収録している本
      レビューを書くレビューを書く

      今レビューすると30ポイントプレゼント! 今レビューすると15ポイントプレゼント! 犬耳書店で初めてのレビューはさらに30ポイント! ポイント詳細はこちら

      この本の目次