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植草甚一WORKS5フランス映画の面白さを語ろう
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エンタメ
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フランス映画の怪物サッシャ・ギトリーと「ナポレオン」 Sacha Guitry et son ”Napoleon”

『植草甚一WORKS5フランス映画の面白さを語ろう』
[著]植草甚一 [発行]近代映画社


読了目安時間:10分
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サッシャ・ギトリーと伝説的なもの


 サッシャ・ギトリーの「ナポレオン」がパリで封切られたのは昨年の三月であったが、その頃あっけにとられたことがある。それは日本でも最近評判になり出し、『ライフ』よりも面白いと皆が言っているフランスの週刊誌『パリ・マッチ』を広げたときだった。二ページに渡ってフランスの一流俳優がずらりと顔をならべているではないか! そしてページをめくるとそこにはナポレオンの戴冠式の場面が出ていて、レーモン・ペルグランがナポレオンに扮しているのだ。

 サッシャ・ギトリーという名前が出ると、むかしから映画ファンだった人は、かならず「とらんぷ譚」は面白かったね!と言う。こう発言するのは、だいたい三つの理由からきている。第一の理由は、このサッシャ・ギトリー映画が才気煥発な頭脳が生んだ型やぶりの形式を持つ人を食ったものであり、第二の理由は、これがフランス劇壇における大御所の産物であるから、しぜんと尊敬してしまうといったところがあり、第三の理由は、彼が監督した映画がこれ一本しかいままで日本に入ってこなかったからである。

 この「とらんぷ譚」が日本でいつ公開されたかといえば一九三九年三月の封切で、パリで公開されてから三年がたっていたが、数えれば十七年ぶりで彼に再会出来るわけである。
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