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植草甚一WORKS5フランス映画の面白さを語ろう
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エンタメ
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「狂熱の孤独」のシナリオ「チブス」をサルトルが書いた頃の話 Les orgueilleux

『植草甚一WORKS5フランス映画の面白さを語ろう』
[著]植草甚一 [発行]近代映画社


読了目安時間:8分
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「狂熱の孤独」に見られるイヴ・アレグレの演出が実存主義的であるとかないとかヤカマシク言われ、サルトルが「チブス」という題名でこのシナリオを書いたというが、いったい何でまた「ペスト」によく似た話なんかをワザワザ映画の筋に仕組んだんだろうかとカングル人も出てきたが、カミュの「ペスト」が発表されたのは一九四七年であり、それより四年前の一九四三年にサルトルは「チブス」を書いていたのである。

 この間のイキサツが、フランスの映画批評家ニノ・フランクの「感傷的な小さな映画」(一九五〇年)という映画的自叙伝のなかに面白く書かれている。その部分を次に紹介しよう。

   ★

 それは一九四三年の冬のことであった。ある日、マルセル・レルビエ監督が小説家で映画をよく知っているアレクサンドル・アルヌーと僕に向かって、赤十字の活躍を描いた映画を作りたいが、そのシナリオを書いてくれないかと言った。それから製作者のアンドレ・ズヴォバダに会って契約をとりきめてから、アルヌーと僕は仕事にかかった。
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