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女医・玲子の診察室の困ったさんたち
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診察室は毎日が驚きの連続!――前書き

『女医・玲子の診察室の困ったさんたち』
[著]橋口玲子 [発行] 河出書房新社


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 患者さんと話していると、医者としては当たり前のように思っていたことが、一般の人には意外と知られていないのだと気づかされて、驚くことがある。

 たとえば、腹部の神経痛の患者さんに、「神経痛って体の柔らかいところにもあるんですか?」と聞かれて、目を点にしたことがある。

 よくある誤解では、漢方。わたしは、西洋医学と漢方の両方を使って治療にあたっているのだが、この漢方について、「漢方薬は長く使わないと効かない」とか、「漢方薬には副作用がない」と思いこんでいる人は多い。

 読者のみなさんも、そう思っている方が多いのではないだろうか。

 それに高血圧。わたしの専門は循環器だが、「降圧剤(こうあつざい)をのみはじめたら、一生のみつづけなければならなくなる」とか、「高血圧の薬をのむとだるくなる」など、誤解が多い。

 なかには、「高血圧の薬をのむとインポになる」と誤解して、こっそり薬をのむのをやめてしまう困った患者さんもいる。

 だが、これらはほとんどの場合、誤解である。「だるくなった」と主張する人、「インポになった」と思いこんでいる人の場合、本人たちは認めたがらないかもしれないが、じつは薬の副作用とは別のところに原因があったりする。

 また、わたしは女子校の校医もしているので、思春期の女の子たちの体の悩み、現代っ子特有の問題点といったものにも、よくぶつかる。

 トイレに行くのが恥ずかしくて、ガマンして便秘になったり、流行のダイエット法にとびついてはそれで健康をそこねたりと、若い女の子たちの行動パターンには、医者の立場からは、なかなかやっかいなものがある。

 女の子に限らないが、若いのにコレステロール値が高いとか、体脂肪率が高いという人も増えていて、危機感を持たせて食生活を改善させるために、意識的にたっぷり脅したりもする。

 こういった患者さんや保健指導をした子供とのふれあいから思ったこと、一般の人には案外知られていない病気や薬の話、医療に関わる裏話などのあれこれを、一冊にまとめてみた。

 楽しんでいただけて、さらに本書があなたの健康管理にプラスになるなら幸いである。

橋口 玲子
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