「病は気から」とよく言うが、病気を治すには、「元気になりたい」という気持ちがとても大切だ。
そんな患者さんの「元気になりたい」という気持ちをひしひしと感じたのは、ある若い女性がつくった「元気になるぞノート」を見たときだ。
この患者さんは、別の病院に婦人科的な検査のために入院し、この時の心身の負担で体重が一気に一〇キロも減ってしまった。
結局、検査では何も異常はなかったのだが、その後も食欲がない、体が冷える、不眠、疲れやすいといった典型的なエネルギー切れの症状が続いて、人の紹介でわたしのところに来たのだった。