私がいろいろな方と接する中で、一番多く受ける質問は、
「UFOや宇宙人って本当にいるの?」
だった。それは多くの人たちにとっての最大公約数的な疑問といって良いだろうか。
今回の取材は、この疑問に答えるべく出発したはずだった。だが、事態は意外な方向へ発展したのだ。
1997年8月、メキシコで白昼、撮影された決定的証拠ともいえる、UFOの鮮明なビデオにはじまり、数百機のUFOの大群が現れ、青空を背景に巨大な象形文字らしい模様を描き出すシーン、そして、呼びかけると、光で合図を返してくるアダムスキー型UFO等々……。UFOの存在をイヤというほど見せつけられる数々のビデオを入手することができた。
いっぽう、軍が密かに回収したUFOをもとに地球製のUFOを製造しているらしい証拠も続々と明らかになってきた。
元・米国防総省(ペンタゴン)の情報高官フィリップ・コーソウ中佐の驚くべき爆弾証言によると、「1947年、米ニューメキシコ州のロズウェルにUFOが墜落し、宇宙人の死体が回収された。そればかりか、UFOの残骸から得られたテクノロジーは、中佐自身の手によって、民間の軍需産業に流された。その成果が今日の携帯電話や、パソコン、TVゲーム、電子レンジ等として結実した」というのだ。
また、米国家安全保障会議の科学者で、大統領の秘密特別顧問として活躍した、マイケル・ウルフ博士は「米ネバダ州の“エリア51”と“S―4”という極秘の地下基地で宇宙人と共にUFOの製造についての共同研究をした」という信じられない事実を暴露した。
しかも、UFOの製造については、旧ソ連や中国、英国、ドイツ、フランス等の国々もすでに手がけているというのだ。
そして、“CABAL”(陰謀)と呼ばれる米軍の一部のグループは、「ホライズン計画」のもとに、月面に、対宇宙人戦に備えての秘密軍事基地を設けているらしいという。
さらに決定的な、驚愕の情報がNASAの科学者ノーマン・ボーグラン博士によってもたらされた。「宇宙探査船ボイジャー1、2号からの送信画像の中に、土星の輪の中に滞空する巨大なUFOが映っていた」というのだ。
その全長は、最大のもので、なんと地球の直径の4倍以上(5万キロ)という恐ろしいほどの巨大さ。しかも、直径が4000キロもある葉巻型UFOだった。その上、これまでに確認されただけでも3機がリングの中を出たり入ったりしているという。
そればかりか、土星の輪は、それらの巨大UFOが人工的に作り出している、というのだ。
「UFOや宇宙人は、はたして存在するのか?」という単純な疑問から出発したはずの取材の旅がついに、このような想像もしなかった驚くべき地点に到達してしまったのだ。
その情報のすべてを、できるだけ詳細に、ここにご報告したいと思う。
矢追純一