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この言葉の語源を言えますか?
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雑学
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5「人の噂も七十五日」の七十五日に根拠はある? ◆この世の中を言い得て妙の慣用句――

『この言葉の語源を言えますか?』
[編]日本語倶楽部 [発行] 河出書房新社


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〔身から出た錆〕この「身」は一体何の身?


 パチンコで借金をつくったり、浮気をして奥さんに逃げられても、(あき)れられるだけで、誰からも同情してもらえない。

 自分が原因で起きた失敗を、「身から出た(さび)」というが、この「身」とはいったい何のことだろうか。

 昔は「刀は武士の魂」といわれたが、この「身」はその刀の身、刀身のことである。

 刀身はむろん鉄製であり、湿度の高い日本では、ちょっと手入れを怠ると、すぐに錆びついてしまう。

 いざというとき、手入れが悪いせいで刀が錆びていたら、戦おうにも戦えない。そのせいで命を落としても自業自得である。

 そこから、「身から出た錆」といわれるようになったのだ。

 もっとも、刀の場合は、錆びていても手入れしだいでもとに戻る。しかし、人間の場合は、「身から出た錆」で奥さんに逃げられると、もとの(さや)におさまるのは、なかなかに難しい。

〔一石二鳥〕中国の故事かと思ったら

「一石二鳥」とは、「一つの石で、二羽の鳥をしとめる」というところから生まれた言葉。
「一つの行為で二つの利益を得る」という意味だ。

 四文字熟語だけに、中国の故事あたりにその語源がありそうだが、じつは英語のきまり文句「to kill two birds with one stone」を直訳したものだ。

 この言葉が日本に入ってきたのは一九世紀なかばで、一八六二年に刊行された英和辞書には、「石一ツニテ鳥二羽ヲ殺ス」という訳がすでに掲載されている。

 この和訳をもとにして、江戸時代末の漢学者が「一石二鳥」という四字熟語をつくったのだ。語呂もよく、意味も一目でわかる名訳といえるだろう。

〔九死に一生〕九回も死んだら「生」はない?


 飛行機事故は悲惨(ひさん)なものである。

 空を飛んでいる鉄のかたまりが地面にたたきつけられるわけだから、搭乗している人たちは死を覚悟しなければならない。助かる可能性はほとんどないのだ。

 しかし、不幸中の幸い、墜落事故でも生存者がいるケースもある。そんなとき、「九死に一生を得る」という。

 この「九死」とは、九回死ぬという意味ではなく、「九分どおり」の「九」である。ふつうに考えれば、九分、つまり九〇パーセントの確率で死んでいたところだが、幸運に恵まれて、奇跡的に助かったという意味になる。

 ちなみに、「十死に一生」という言葉もある。

〔人の噂も七十五日〕七十五日で消える根拠とは


 友人が悪い(うわさ)をたてられたとき、「人の噂も七十五日っていうじゃないか」と励ましたところ、「七十五日たったら本当に噂は消えるのかよ」といい返されるかもしれない。
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