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心の疲れをとる安らぎのススメ
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雑学
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2 おバカなことを考えて息苦しさから抜け出そう▼たとえば、“寒ぅい”駄ジャレをこれでもかと言いあう――

『心の疲れをとる安らぎのススメ』
[編]夢プロジェクト [発行] 河出書房新社


読了目安時間:25分
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月光仮面に変装して隣町に行く

『月光仮面』は、数十年前に人気があったテレビ番組のヒーローだった。

 この、オールド・ファンならだれでも知っている月光仮面を演じてみる(つまり変装するということ)。具体的な方法としては、変装して隣町に行くのである。

 週末、メガネを変え、髪型を変え、服装も和服に着替える。和服となれば下駄(げた)だ。しかし、その姿でいつまでも自宅付近をウロウロしていたのでは、月光仮面どころか水戸黄門になってしまうので、クルマなどですばやく隣町に行く(クルマの中で変装するという方法もある)。

 隣町に着いて、クルマを駅前に駐車させると、やおらその和服姿でその町内(市内)の商店街などをゆっくりと(めぐ)る。気分爽快である。変装しての隣町だから、まるで別世界に足を踏み入れたような気分になる。

 高らかに下駄の音を鳴らしながら、活気に満ちた八百屋、涼しげに風鈴が鳴る呉服屋、いい香りが(ただよ)い流れてくるお茶屋などをのぞいて歩く。

 週末ごとにそんな店をのぞいていると、商店街の人たちとも顔見知りになり、軽口も叩くようになる。ふと見ると、マクドナルドの前で親にはぐれた子どもが泣いている。抱き寄せて親を探すと、遠くのほうから母親が駆けつけてきて、丁寧(ていねい)に礼をいわれた。

 少し歩くと、老人に駅までの道を聞かれた。駅までの道なら、クルマを駐車させた場所なので知っているから、その老人の手を引いて駅まで案内することができた。

 よいことをすると気持ちのいいものだ。そのとき、どこからともなく(なつ)かしい歌が聞こえてくるではないか……。

 テレビ番組『月光仮面』の主題歌である。

 一緒に歌いながら、オートバイならぬ自分のクルマに戻って、その町から去っていくのである。


考えられないことを考えてみる


 考えられないことは、普通、考えない……で、終わりである。それでは面白くない。そこで、考えられないことを考えてみる。そうすると、思いもよらないヒントや、そののちの安らぎを味わうことができる。

 この場合は、用例をあげたほうがわかりやすいだろう。

 テレビ局の入社試験の会場。そこで面接官は受験者Aに、
「だれも思いつかないような、しかしあなたにとって効果的な寸劇を、ここで演じてみてくれませんか」

 といった。受験者Aはにっこりと笑って立ち上がると、ドアを開けて待合室に向かっていった。
「入社予定者は、すべて決定しましたので、あとの方は交通費を受け取って(すみ)やかにお引き取りください」

 考えられないことを、とっさに考えた結果である。このAが、合格したかどうかは知らない。

 ここで本書を読んでくださっている読者への設問である。
「あなたは、講演会の講師に招かれ、壇上に立った。が、場内は前の講演者の面白い話の余韻(よいん)が残っていて、騒がしくてだれも静かにしてくれない。その場内の喧騒(けんそう)を、一瞬にして静める言葉を考えてください」
「静かにしてください!」ではダメである。答えは、
「あっ、みなさん、地震です!」

 たぶん、これで場内は静かになることだろう。

 このほか、考えられないことを考えると、ほかにもいろいろなアイデアが浮かんでくる。旧式のゆるゆるとしか上昇しないエレベーターには鏡を取り付ける。鏡を見て、服装や髪型を整えているうちに、アッという間に目的階に着いてしまう。えらいスピードである。

 地下鉄は、最初から最後までトンネルだが、このトンネルの壁面をスクリーンに変えてCM効果をあげる方法だってあるだろう。考えられないことを考えると、いろいろなアイデアが浮かんできて面白いものだ。

 では最後に、皆さんに「巨人を絶対に優勝させる方法」を設問としてあげる。

 答えは……優勝したチームに、巨人の名前をあげる……である。


決まり文句を作り変えてひとり楽しむ


 決まり文句、というのがある。

 たとえば「楽あれば苦あり。苦あれば楽あり」。このような言葉を、試験の前に先生から聞いた人も多いだろう。

 これは決まり文句である。このようにいわれたら、反論の余地がない。たしかにそのとおりなのだが、しかし、そのとおりだけに何となく息苦しくてつまらない。そんな息苦しさから脱するためには、どうするか。

 決まり文句を変えて楽しむのだ。
「楽あれば苦あり」……を、「楽あれば楽しい」といったふうに……である。

 以下、参考までにいくつか例題をあげてみよう。

 七転び八起き→七転び八転び

 負けるが勝ち→負けるは負け

 ウソから出たマコト→ウソから出たマサカ

 昨日の敵は今日の友→昨日の敵は今日も敵

 二度あることは三度ある→二度あることは三度目の正直

 艱難汝(かんなんなんじ)を玉にする→艱難汝を瓦礫(がれき)にする
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