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意地悪すぎる(笑)大質問
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雑学
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5 世間のルールに待ったをかける質問 JRさん、品川区にないのにどうして品川駅なわけ?

『意地悪すぎる(笑)大質問』
[編]謎解きゼミナール [発行] 河出書房新社


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都道府県の方へ●「郡長」も「郡役場」もないのに“郡”って何のためにあるの?


 地方の町や村に手紙を出すときには、県名と町村名のあいだに「郡」の名前を書く必要がある。

 しかし、この「郡」とはいったい何なのだろうか?

 日本の自治体制度は、都道府県と市町村の二本立てのはずである。「郡役場」とか「郡議会」なんてものは誰も聞いたことがないだろう。

 じつは、昔は「郡役場」があって、「郡長」もいた。ずいぶん古い話だが、一八七八年(明治一一)には、「郡区町村編成法」という法律が施行され、郡には郡役場と郡長が置かれることになっていたのだ。

 しかし、当時、郡長は選挙で選ばれたわけではなく、都道府県知事の任命制。しかも、郡じたいの権限はいたって小さく、行政組織としては“中二階的な”中途半端な存在ではあった。そこで、大正時代におこなわれた行政改革で、一九二三年(大正一二)、郡制は廃止された。

 だが、明治から大正にかけて四五年間もつづいていた制度だっただけに、後世に与えた影響は大きく、「郡」は町村のあるエリアを示す地名としていまだに生き残っているわけだ。

 とくに、県庁をはじめとした役所のなかでは、郡はいまでも地名以上の意味をもっている。たとえば、地方に行くと、「〇〇郡土木事務所」という看板を見かけることがある。広域的な考え方を必要とする土木事業には、現在でも郡単位という考え方が残っているわけだ。

 また、各県の県警が警察署を配置するときにも、郡が基準になっていることが多い。さらに、衆議院選挙の小選挙区割りにも、郡の考え方がかなり生きている。

 というわけで、「郡」は依然、お役所にとっては、地域性を考慮するときの基準として、重要な意味をもっているわけだ。


JR東日本の方へ●たとえば、品川区にないのにどうして品川駅なわけ?

「東京ディズニーランドというても、東京にはあらへん。千葉やんか」

 とは、関西の小学生の言葉だが、たしかにディズニーランドは千葉県の浦安市にある。

 だが、東京の人に、それをいっても、「もともと、東京には地名のウソが多いんだよ」と冷静に答えられるだけだろう。

 同じ遊園地でいえば、豊島園は豊島区でなく、練馬区にある。さらに、品川駅は品川区ではなく港区内だし、目黒駅は目黒区ではなく、品川区にある。

 また、神田の古書店街は、JR神田駅のそばにはない。そのため、夏休みになると神田駅周辺には、書店街を求めて歩き回る学生らしき姿を見かけることがある。神田古書店街は、地下鉄の神保町駅のほうがはるかに近い。

 細かいことをいえば、東京駅で売っている東京みやげもいい加減である。「雷おこし」は浅草名物でいいとしても、「草加せんべい」は、本来埼玉名物だろう。なぜ、埼玉名物を東京みやげとして売っているのだろうか。

 もっとまぎらわしいのは、東急東横線の駅名「学芸大学」と「都立大学」だ。学芸大は一九六四年に小金井市へ、都立大も九二年に八王子市へ移転したのに、いまも駅名は残ったままである。

 そのため、地方の受験生からも毎年、「受験会場を間違えそうになった」という不満の声が上がるなど問題になっている。

 両駅については、名前を変えるという案も浮上しているが、東京の地名は、うっかり信じると、だまされてしまうから注意が必要である。


バス会社の方へ●満員バスって定員オーバーで法律違反じゃないの?


 満員電車ばかりか、毎日、満員バスで通っている、そういう人も多いのではないだろうか。しかし、過去に乗用車の定員オーバーで反則キップを切られた経験のある人なら、満員バスと聞いて「えっ!」と気づくことがあるだろう。

 満員バスも定員オーバーのはずだが、あれは交通違反ではないのか、という疑問である。

 結論からいうと、満員バスは定員オーバーの交通違反である。しかし、乗用車の定員オーバーのようには、警察が取り締まっていないのである。ということは、取り締まりが不公平だということではないだろうか。

 しかし、警察では、それを認めたがらない。

 だから、満員バスは定員オーバーでも、運転手の邪魔にならないからなどと言い訳をする。もし、その理屈が通用すれば、乗用車の後部座席には何人詰め込んでもいいことになる。だが、それは認められない。結局、満員バスの場合、乗客を積み残して出発するわけにもいかず、公共性を考えて、黙認されているのである。
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