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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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6▼その価格に決まるまでの意外なカラクリって?――なぜ郵便料金は電話と違って全国均一料金なのか?

『お金の大疑問』
[編]暮らしの達人研究班 [発行] 河出書房新社


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安い国産ビールはどのようにつくられたか?


 ビール党の人の中には、最近のテレビのCMを見ていて、オッ?! と思われた人がいるかもしれない。

 そのCMとは「サントリーHOPS生! ドライ! 180円!」「サッポロ DRAFTY 国産生 160円で新発売!」というあれ。
「輸入ビールじゃないのに、やけに安いなあ……」

 と、喜びつつも、ちょっと不思議に思っていませんか?

 でも、CMをよ〜く注意して聞いてほしい。1回も「ビール」という言葉は出てこないはずだ。

 そう。ホップとかドラフトとか、ビール用語によく似た名前の商品名がつけられているが、あれはビールではない。「発泡酒」といわれるもので、だから安いのである。

 日本の酒税法で、ビールは「水分をのぞく原料の2/3(67パーセント)以上麦芽を使用しなくてはならない」と決められている。だが、たとえばHOPSの麦芽使用量は65パーセント。ほんの2パーセント足りないのである。そして、この2パーセントのおかげで、HOPSにはビールの酒税率ではなく、“雑酒”あつかいの低い税率が適用される。その税率が、1本あたりビールより25円安い。

 さらに流通マージンなどもできるだけ削減した結果、180円と、HOPSには一般のビールより45円も安い価格がついているのだ。

 ちなみに、「発泡酒」というのは、メーカー側の造語である。

 味はビールと同じだけれど、法律でビールとよべない。かといって雑酒じゃ聞こえが悪いし……。

 じゃ、ビール同様アワが出るから「発泡酒」と名づけよう! というわけ。

 ともかく、目隠しテストをすると、ほとんどの人がこの発泡酒をビールと答えてしまうとか。それでいて値段は安いのだから、大ヒットしているのも、当然というべきか。


マクドナルドの130円バーガーはこうして誕生した


 平成7年4月、日本の外食産業No.1の売上を誇る日本マクドナルドが、劇的な値下げを実施した。それまで、210円だったハンバーガーを130円、240円だったチーズバーガーを160円と、商品によっては、40パーセント近い値下げを断行したのである。

 なぜ、こんなことが可能になったのか?

 これには、マクドナルド社の企業努力もさることながら、例の円高が大きく作用したのだ。

 マクドナルドのハンバーガーは、ほとんどが輸入材料によってつくられている。たとえば、

 パン……国産だが、原料の小麦はカナダ産

 肉……オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ産

 ピクルス……アメリカ産

 オニオン……アメリカ産

 ケチャップ……アメリカ産

 マスタード……国産だが、原料は外国産

 チーズ……国産だが、原料はオーストラリア産

 フライドポテト……アメリカ産

 さらに、ハンバーガーを包む包装紙の原料(チップ)はアメリカ産、発泡スチロールのトレーはマレーシア産と、中身からパッケージに至るまで、ほとんどすべてが外国産。なるほど、これならスミからスミまで円高の恩恵が受けられるわけである。

 また、マクドナルドは世界企業であるため、こうした食材の買いつけも、世界的規模で可能になる。さらには、人件費などの徹底した合理化などもあって、あの劇的な値下げが可能になったという。

 それにしても、この話、日本の食糧自給率がいかに低いかをよくものがたってはいる。まあ、ハンバーガーはアメリカの食べ物だから、しかたがないか……。


日本の絵画の値段は実力だけで決まらない?!


 バブルがはじけて値段が下がったのは、地価や株価ばかりではない。たとえば、絵画の値段もそのひとつ。バブル全盛時代、日本のコレクターは、海外のオークションを荒らしまくったものだが、一時は、何億、何十億という値段のついた絵画も、現在は半分以下まで値下がりしてしまったという。

 まあ、何億円もするような絵画は、海外の超有名画家のものがほとんどだが、現役の日本人画家の絵画でも、人気のある“画伯”の作品は何百万という単位で取引されている。そして、時代によって、その値段が乱高下するのも同じである。

 では、こうした現役の日本人画家の絵の値段は、どうやって決まるのか?

 よく知られているように、日本では絵画の値段を「号あたりいくら」という単位であらわすことが多い。「あの画家は号あたり20万円だから、この8号の絵だと160万円になる」というわけだが、こんな値段の決め方をしているのは、世界広しといえども日本くらいのものだという。
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